雑記帳

日記とか備忘録とかそういうの

#思い出話 失われゆく大阪弁(ではない) :きずつない

榛原(奈良宇陀地方)出身の祖母発なので大阪弁じゃないんですけどこのコーナーで。実際の場面では「きずつのうなる」という言い方で使う模様。シーンから汲んだニュアンスとしては気まずく感じるとか気が引けるとかそういう感じで、調べたら心苦しいとか申し訳ないとからしいのでたぶん合ってる。

母方の祖母は昭和2年生まれです。彼女の兄は全員戦死していて、兄のうち一人が戦死した時のことが載っている郷里の新聞記事の切り抜きを見せてもらったことがあります。
祖母から聞いた話は教科書で習うものとは違い、勇ましさと誇らしさのあるものでした。戦中の記事だからというのもあるでしょうが、私も自分の身内が戦友を守って死んだら誇らしく思うと思いますし、直接の原因である中国人を中国人と大枠でくくって嫌うのも仕方ないかなと思います。
戦争中は食べるものに困るイメージがあったのですが、祖母の家は奈良の田舎の農家だったから食べ物には困らなかったそうで、「物音がするから見に行ったら乞食が大きなおにぎり作って食べていた。気持ち悪いから残った米は牛に食わせた」という話をしてくれました。畳む
RSS