雑記帳

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#再投稿 #映画感想 『アイロボット』

見るまでウォーリーと勘違いしていました。おもしろかったです!
ウィル・スミスがあんなにいい体だとは知りませんでした。
新型のために古いロボットが回収されていくとき、表情はないようなものなのにとても悲しそうに見えました。もっと人間に近い見た目にすることもできるだろうに、しないのは『鋼鉄都市』で言われていたような理由なんだろうな。

知能のすごさはすごすぎて分からない領域です。でも心が生まれる理論は好き。
運動能力の高さがすごい。あの動きを自律でできるということは、やっぱり知能も高いのだろうし、機体に使われている技術も相当なものだと思います。あの高出力は何を動力源にしているのだろう。

絵の描き方は地震計の針のような描き方という印象でした。ペンプロッターみたいな感じで出力してるのかな? アイロボットよりも後年の作『エクス・マキナ』ではGoogleの人工知能が描いた絵に似た絵が描かれていたのですが、現実がフィクションに近づき、フィクションが現実に寄せられたのだとすると、時代の移り変わりを感じます。
エクスマキナで描かれた絵には空白がなくて、私が「なにもない」と認識するような部分を「なにもない」とは認識しないんだなぁと思いました。ヒトは無意識に視覚情報や聴覚情報の取捨選択をしているそうなのですが、人工知能にはそれがなくて全部を入れてるのかな。アイロボットのは輪郭の認識っていう感じなのかな。

レプリロイドの仕組みを考えるとき、ゲームが作られた年代に想像されるロボットに合わせるか、現代から想像できる「未来のロボット」に合わせるか迷います。アイロボットでは人工筋肉らしきファイバーが束ねられていましたが、スター・ウォーズ4のロボットは違う仕組みで動くと想定されていそう。そういう感じです。

レプリロイドの基本プログラムのバージョンは複数あって、全員が一律更新されるのではなく、製作年ごとにアップデートされている。そのため作られた年代によってジェネレーションギャップのようなものがある…というのはどうだろう。レンジでチンな世代と、ガス使うよって世代と、みたいな。もちろん学習能力があるので、変えていくことはできる。
毎日使うものは自己改良が見られるが、使わない機能は更新されない。例えばボタンのついた服を着るとき、普段ボタンのついた服を着ないレプリロイドだと一番上まで留めてしまうとか。コーヒーを淹れる手順がきっちりマニュアル通りタイマー通りだとか。

人間が日常的に行うものを手早くするなら「手を抜く」とか「崩す」ことをすると思うのですが、デジタル化による効率化ってむしろ「型にはめる」ことだと思います。
そうやって考えると、さっき書いた改良って人間臭くなるってことかもな。早くはなるけど良くなってるわけでもないような。難しいな。畳む
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