雑記帳

日記とか備忘録とかそういうの

#旅とか 「THE 新版画 版元・渡邊庄三郎の挑戦」を観るために京都に行くついでに「瑠璃光院」に行ってきました。土曜だったし、特別拝観期間しか開いていないので仕方ないことなのですが、結構人が多くて、夏の暑さと雨の湿度もあって疲れてしまい、期待したほどよくありませんでした。
写真あるから畳みますね。

雨のおかげで苔も青葉も美しく、釜風呂も見られるので一見の価値はあったのですが、ずっと人の気配を感じ続けてお寺だというのに心休まる時がありませんでした。私も「たくさんいる観光客」の一人なんで言えたことではないのですが、拝観料2000円なのでマナーもいいのですが、澄んだ空気を味わいに行くには人の存在が近すぎる。
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ここで寝転がりたい!ってなるお寺が好きなのですが、今回は早く帰りたかったです。人がいるとどうも気を遣ってしまって。要所要所に立っているお寺の方にもぺこりぺこりと頭を下げていたので余計に疲れた気がする。そわそわした。

その後で瑠璃光院がやっている「ルイ・イカール美術館」に寄りました。こちらは誰もいなくてよかったです。飾られている絵自体は好みではないのですが、人様のおうちにお邪魔した感じで鑑賞できて、子供の頃に友達の家に遊びに行った時のわくわく感を味わえました。
「ゆり(百合)」と「らん(蘭)」の絵が、同じ花モチーフでありながら全く表情の違う絵で、たまたまかもしれないけど花そのものへのイメージが感じられてよかったです。
すっかり回復したので入館料無料のところを300円支払い、紙コップに入ったホットコーヒーとロータスビスケット1枚をもらいました。ほどよくクーラーの効いた誰もいない広い部屋で小雨を眺めながら飲むコーヒーはうまい。

お昼ご飯は八瀬比叡山口駅前の「八瀬平八」で食べました。味は普通…というか、かけそばにすればいいのに月見そばにしたから味が薄まってしまい、失敗したなぁと思いました。かかってるラジオが趣味じゃないけど店員さんはまろやかで雰囲気はいいです。

運良く観光列車「ひえい」に乗ることができて嬉しかったです。畳む


本来の目的である新版画展は疲れているせいかいまいちでした。前売り買ってまで楽しみにしてたのに。行く順番を間違ったかな。「美術館「えき」KYOTO 」に行くのは今回が初めてだったのですが、美術館自体も天井が低くてファッションビルで行われる企画展くらいの簡素さで、そんなに好きな雰囲気ではなくて。どうやら私は美術館に特別感を求めているらしい。

でも更にその後にハルカスで観た「松村公嗣 日本画展」はすごくよかったです。じゃあやっぱり好みの問題かなぁ。通りがかりに見かけて、普段は画廊なんか入らないけど私基準おしゃれな格好をしていたから入ってみたんです。私にお金があるなら熊野古道の絵がほしかった。これの小さいサイズの作品です。小さいと言っても大きくて、80号と書いていました。もっとお手頃な8号もありました。値段は手頃じゃなかったけど。絵の中に入れそうと思いました。松村公嗣氏の絵に限らず、絵描きさんのイラストって私が認識している世界と違う色が使われていて素敵。
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