雑記帳

日記とか備忘録とかそういうの

#運命の巻戻士 うんこ

「おじさんのウンコはおれのよりも大きいのか?」
 クロノの手にあるのは動物のうんこに関する本だ。聞かれたシライは手にしていたペンをくるりと回し、にやりと笑った。
「本部にはおれよりデカいヤツがいるだろ。聞きに行こうぜ」
 シライに連れられる形で隊長室に入ったクロノは、物珍しげにあたりを見回すのを我慢して、巻戻士隊長であるゴローの顔を見た。
 クロノの側に立ったシライが、励ますように肩を叩く。それで、クロノはシライにしたのと同じ質問をした。もちろん、シライにするよりも丁寧に、なぜそう思ったのか――彼我の体の大きさの違いと、読んでいた本の内容を付け加える。
「……大便の量は食べた量に左右される。おれのほうが胃が大きく、食べられる量も多いから、最大値としてはそうなるだろうな」
 クロノの緊張した面持ちを一瞥したゴローは眉間に皺を寄せたまま答えた。クロノはゆっくりと一度頷き、持ってきていた本を抱きしめる。
「ありがとうございます、隊長」
「いや」
「答えがわかってよかったな、クロノ」
「うん」
「じゃあ帰るわ。急に来たのにサンキュー隊長」
「シライはここに残れ」
RSS