#再投稿 #映画感想 『ブラック・ウィドウ』
昨年GW公開予定だった『ブラック・ウィドウ』が本日ついに公開されました!
いつから楽しみにしてたっけーと日記を読み返したら、2019年8月でした。ブラック・ウィドウ(というかタスクマスター)をスクリーンで見るのを二年近く楽しみにしていたわけですね。絶対にネタバレを見たくない一心で、昨晩のうちにTwitterアプリを消し、仕事中はずっとそわそわしていました。
私の中でタスクマスターは「傭兵で、訓練教官をやってて、相手の動きを模倣して使いこなせる、実力に裏打ちされた軽妙なしゃべりをするおじさん」というのが大づかみのイメージです。
太もものベルトの部分が特に好きなので男性のタスクマスターが好きですが、MCUで来るタスクマスターが女性だったとしてもいいと思っていました。ナターシャにボコられるのは確定なので、価値観の古い男として出されるくらいなら性別が変わっている方がマシだなという消極的な理由です。
2019/10/27のツイートで以下のように書いていたようですが、凍結のため引用できず。
https://twitter.com/unym2/status/1188470...
いやー、見事に外してきましたね!
予告編で流れた「レッドルームの支配者」とは何だったのか。後頭部に起動キーみたいなのを刺された時点で「これ違うタスキーや」と思っていましたが、まさかここまでとは。事前映像で体格が小さいことから女性説は流れていましたが、まさか敵が我が娘を改造して兵器に仕立て上げた結果がタスクマスター。相手の動きをコピーするというところしかタスクマスターぽさがない。ガワが欲しいだけならタスクマスターっていう名前じゃなくてよくないかな。こんなもったいない使い方をしてほしくなかった。素顔を見せてのご挨拶をいただいた辺りからストーリーが頭に入ってこなくなってしまった。この映画がなければタスクマスターに出会えなかったのですが、もし、もし事前にアメコミを読んでいなければ、この映画は楽しかったんでしょうか。どうしても女にしたかったならタスキーの娘のフィネスでもよかったのでは。よくはないが。
デッドプールがスーパーヒーロー着地をからかうシーンはありだったのですが、エレーナがナターシャの着地のことを言うのは、身内に友達の前でのテンションの違いを指摘されたみたいな恥ずかしさがあり、居たたまれなくなりました。
元々先の展開(ナターシャはこの話では死なない/未来で死ぬ)ことが分かっている分、先読みが出来ないワクワク感というものが少ないので、家族とも和解できたし、家族だったって分かったし、娘を殺してないってこともわかって、ナターシャは思い残すところがなくなってよかったね……という、きれいにまとめようという予定調和を感じました。対タスクマスターということで、超常的・超科学的要素なしに人間が頑張ってるところを見られると思っていたとこともあり、都合がいいことが多い気がしました。
あんまりよくなかったです。明日思い出して考え直したり、人様の感想を読んだりすると変わるかもしれませんが、現時点ではあんまりよくなかったです!
(7/9追記)アクションはすごくかっこよくて、私がナターシャを好きになった理由でもある強くてかっこいいってとこが十分に堪能できました。身体能力メインのアクションばかりですからね!昨晩寝る前にちらっとTwitterで感想を検索して、よかったところをきちんと拾っていらっしゃるのを読んで、いいなーってなりました。たぶんいい物語が成立してたんだと思う。でもその物語の犠牲になったのが一番期待してたキャラのキャラたる部分だってのが引っかかって楽しめないんだよなあ。畳む
昨年GW公開予定だった『ブラック・ウィドウ』が本日ついに公開されました!
いつから楽しみにしてたっけーと日記を読み返したら、2019年8月でした。ブラック・ウィドウ(というかタスクマスター)をスクリーンで見るのを二年近く楽しみにしていたわけですね。絶対にネタバレを見たくない一心で、昨晩のうちにTwitterアプリを消し、仕事中はずっとそわそわしていました。
私の中でタスクマスターは「傭兵で、訓練教官をやってて、相手の動きを模倣して使いこなせる、実力に裏打ちされた軽妙なしゃべりをするおじさん」というのが大づかみのイメージです。
太もものベルトの部分が特に好きなので男性のタスクマスターが好きですが、MCUで来るタスクマスターが女性だったとしてもいいと思っていました。ナターシャにボコられるのは確定なので、価値観の古い男として出されるくらいなら性別が変わっている方がマシだなという消極的な理由です。
2019/10/27のツイートで以下のように書いていたようですが、凍結のため引用できず。
タスクマスターの能力が見たものをそっくり再現できるっていうものなことを考えると、ブラックウィドウのスタントダブルの人がタスクマスターの中の人を同時に務める可能性もあるのか?つまり女のタスクマスター…デッドプールMAXのタスクマスターが来る可能性が?
https://twitter.com/unym2/status/1188470...
いやー、見事に外してきましたね!
予告編で流れた「レッドルームの支配者」とは何だったのか。後頭部に起動キーみたいなのを刺された時点で「これ違うタスキーや」と思っていましたが、まさかここまでとは。事前映像で体格が小さいことから女性説は流れていましたが、まさか敵が我が娘を改造して兵器に仕立て上げた結果がタスクマスター。相手の動きをコピーするというところしかタスクマスターぽさがない。ガワが欲しいだけならタスクマスターっていう名前じゃなくてよくないかな。こんなもったいない使い方をしてほしくなかった。素顔を見せてのご挨拶をいただいた辺りからストーリーが頭に入ってこなくなってしまった。この映画がなければタスクマスターに出会えなかったのですが、もし、もし事前にアメコミを読んでいなければ、この映画は楽しかったんでしょうか。どうしても女にしたかったならタスキーの娘のフィネスでもよかったのでは。よくはないが。
デッドプールがスーパーヒーロー着地をからかうシーンはありだったのですが、エレーナがナターシャの着地のことを言うのは、身内に友達の前でのテンションの違いを指摘されたみたいな恥ずかしさがあり、居たたまれなくなりました。
元々先の展開(ナターシャはこの話では死なない/未来で死ぬ)ことが分かっている分、先読みが出来ないワクワク感というものが少ないので、家族とも和解できたし、家族だったって分かったし、娘を殺してないってこともわかって、ナターシャは思い残すところがなくなってよかったね……という、きれいにまとめようという予定調和を感じました。対タスクマスターということで、超常的・超科学的要素なしに人間が頑張ってるところを見られると思っていたとこともあり、都合がいいことが多い気がしました。
あんまりよくなかったです。明日思い出して考え直したり、人様の感想を読んだりすると変わるかもしれませんが、現時点ではあんまりよくなかったです!
(7/9追記)アクションはすごくかっこよくて、私がナターシャを好きになった理由でもある強くてかっこいいってとこが十分に堪能できました。身体能力メインのアクションばかりですからね!昨晩寝る前にちらっとTwitterで感想を検索して、よかったところをきちんと拾っていらっしゃるのを読んで、いいなーってなりました。たぶんいい物語が成立してたんだと思う。でもその物語の犠牲になったのが一番期待してたキャラのキャラたる部分だってのが引っかかって楽しめないんだよなあ。畳む
#再投稿 #映画感想 『兄に愛されすぎて困ってます』
実に二年ぶりの映画感想です。どう考えてもバジュランギおじさんを書くとこだろうと思いますが、私は兄こまの感想を書きたい。
ハイローのドラマを見終わり映画再鑑賞を始めようとしたところ『DTC湯けむり純情篇』の配信がなく、あとハイロー系列は配信価格が微妙に高いのでTSUTAYAで借りたんですね。そのときにディスク冒頭にあるレンタル開始映画の宣伝コーナーでこの作品を知りました。映画館で女子高生あたりをターゲットにしているだろう恋愛モノの予告を見るたび「こういうのも結構楽しそうだな、一回見てみたいな」と思いつつも劇場に足を運ぶほどの興味も勇気もなかったのですが、まさかこんなに楽しめるとは!
映画のあとドラマも見たのでドラマの感想も混じっています。
兄こま安心ポイント
★兄エンド確約
これは絶対にそうであってほしいので事前に調べました。だってこのタイトルで兄が身を引くの嫌じゃないですか。ちなみに私は顔は高嶺が好きです。
★主人公の家屋が立派
道明寺邸とかウェイン邸みたいな引くほどの豪邸じゃなくて、別荘地にあるデザイナーズなんとかみたいな外観。いやー立派なお宅ですな!って感じです。生活の困窮を理由に相手を選ばずに住む安心感と、恋愛に打ち込めそうな安心感があります。
★主人公が恋愛体質という自覚あり彼氏をほしがっている
その気がないのにモテすぎて困っちゃうとかモテてることに無自覚だと困るんですよ。そういうもどかしさを感じたくない。せとかの告白12連敗記録が好きです。人に好意を伝えることに臆病でない、友達もちゃんといる。人との関係性が健全であるところがいい。多忙ながら両親揃ってて大事にされてるところもGoodです。
映画序盤から走行中のバスに自転車で並走し、バスを足蹴にして主人公・せとかに対する剣道男の告白を妨害する兄・はるか。揺れるバス。当然中断される告白。お兄ちゃん激しいな!?と驚きました。走行中の、しかも他の生徒も乗っているバスを足蹴にするなんてなかなかない。ハイローやないんやぞ。バスの中なんて見えないはずのにやってくるとは、はるかのせとかの感情が揺れ動いたのを察知する能力が高すぎる。ドラマで高嶺が医者にキスしてるところを見てしまったシーンでも、兄貴よく辿り着けたなって感じがしますし。
せとかに近づく男を引き下がらせるためにサッカー対決で勝つところとか、二階の渡り廊下から飛び降り何事もなく歩いてくるところとか、はるかは身体能力が無駄に高い。
15分ごとに相手を変えてのお祭りデートっていうのを全員が承諾するのがおもしろい。お祭りいいですよね。夏は暑いので好きじゃないんですが、夏のイベントはだいたい好きです。出目金に執着する千秋がおもしろい。千秋の連れてる犬が千秋と歩いているとき嬉しそうに見えなくて、配役上の飼い犬であって実際に飼ってる犬じゃない感じがすごいする。通勤時に見る散歩中の犬がめちゃくちゃ嬉しそうなだけかもしれませんが。
年若い女性がメインターゲットだからか、お風呂のシーンやドラマで風呂上がりにタオル巻いていたシーンでのせとかの胸元のガードが堅いです。せとかがはるかへの恋心を自覚するシーンで、はるかもせとかも兄妹だから相手に恋愛感情を持たないっていう後付の常識を恋心の歯止めに使ってて、似たもの同士だなと思います。早くくっついてくれ。
はるかの回想シーン、幼少期の二人がめちゃくちゃかわいい。映画見てからドラマを見たので、ドラマでせとかが「初恋は特別なの!」と言ったときのはるかの表情の理由がよくわかってニヤニヤしました。はるかはせとかの初恋が自分だって覚えてるけど、せとかは覚えてないもんなー。というかはるかの初恋もせとかなんだろうな。すごくかわいい。
高嶺はせとかの気持ちを試したのであってせとかの初めてを車でしようという気はなかったと思うのですが、オープンカーでセックスしようとしてくる高嶺がすごい。あとダイレクトにセックスを思わせる展開が入ってくると思わなかったので(あってもはるかが風呂でせとかの首筋に唇を寄せてくるのが限度だと思ってた)高嶺がせとかの服の肩紐に手をかけた時うろたえました。
養子だと言われたせとかがまず家族の中で自分だけ他人ということかと、今まで夢中になっていた恋愛のことをすっかり忘れてショックを受けるとこが真っ当でよかったです。演技に詳しくないので真相は不明ですが、この映画ではせとかが一番演技が上手いというか細かいなと思います。ただ目を開けるだけのシーンでもしっかり表現を入れてくる。お兄は対人のときはまだしも独白の時が棒だ。調べたら本業じゃないから仕方ないのかもしれない。幼少期のピアノ演奏と長じてからのピアノ演奏を重ねてくる演出がいいなーと思います。
やたか先生への反応が女子と男子で全く違って副音声みたいになってるとこ好きです。リッスンケアフリーされたとき気合い入れて聞いたんですが、私の英語力がへちょくて今日から付き合い始めようってことしか聞き取れませんでした。意味を聞いてくれてありがとうせとか。
せとかが国光に借りたロードバイクにさらっと乗れるところに、演じている女優さんの身体能力の高さを感じました。普通の女子高校生という設定でロードバイクにためらいなく乗れることに制作陣は誰も違和感を覚えなかったのか。
そして千雪と国光おめでとうだよ!
お母さんがYOUさんでヤマトと母親がかぶってしまった。YOUが母親役に当てられる家庭、自由度高そう。グリーンのトップスにオレンジのネイルってかわいい。
両親に交際宣言したときのはるかとお父さんとの「お前に親父と呼ばれる筋合いはない」「いや親父だろ」というやりとりが好きです。お父さん一回言ってみたかったんだろうな。この家の家族は家でも服がちゃんとしててすごい。
この先そりゃ上手くいかないこともあるだろうけど、周りの人たちが応援してくれるだろうし、二人で頑張っていけばいいじゃない。エンディング曲と相まって、よかったなーという気持ちで終えられる、いい映画でした。畳む
実に二年ぶりの映画感想です。どう考えてもバジュランギおじさんを書くとこだろうと思いますが、私は兄こまの感想を書きたい。
ハイローのドラマを見終わり映画再鑑賞を始めようとしたところ『DTC湯けむり純情篇』の配信がなく、あとハイロー系列は配信価格が微妙に高いのでTSUTAYAで借りたんですね。そのときにディスク冒頭にあるレンタル開始映画の宣伝コーナーでこの作品を知りました。映画館で女子高生あたりをターゲットにしているだろう恋愛モノの予告を見るたび「こういうのも結構楽しそうだな、一回見てみたいな」と思いつつも劇場に足を運ぶほどの興味も勇気もなかったのですが、まさかこんなに楽しめるとは!
映画のあとドラマも見たのでドラマの感想も混じっています。
兄こま安心ポイント
★兄エンド確約
これは絶対にそうであってほしいので事前に調べました。だってこのタイトルで兄が身を引くの嫌じゃないですか。ちなみに私は顔は高嶺が好きです。
★主人公の家屋が立派
道明寺邸とかウェイン邸みたいな引くほどの豪邸じゃなくて、別荘地にあるデザイナーズなんとかみたいな外観。いやー立派なお宅ですな!って感じです。生活の困窮を理由に相手を選ばずに住む安心感と、恋愛に打ち込めそうな安心感があります。
★主人公が恋愛体質という自覚あり彼氏をほしがっている
その気がないのにモテすぎて困っちゃうとかモテてることに無自覚だと困るんですよ。そういうもどかしさを感じたくない。せとかの告白12連敗記録が好きです。人に好意を伝えることに臆病でない、友達もちゃんといる。人との関係性が健全であるところがいい。多忙ながら両親揃ってて大事にされてるところもGoodです。
映画序盤から走行中のバスに自転車で並走し、バスを足蹴にして主人公・せとかに対する剣道男の告白を妨害する兄・はるか。揺れるバス。当然中断される告白。お兄ちゃん激しいな!?と驚きました。走行中の、しかも他の生徒も乗っているバスを足蹴にするなんてなかなかない。ハイローやないんやぞ。バスの中なんて見えないはずのにやってくるとは、はるかのせとかの感情が揺れ動いたのを察知する能力が高すぎる。ドラマで高嶺が医者にキスしてるところを見てしまったシーンでも、兄貴よく辿り着けたなって感じがしますし。
せとかに近づく男を引き下がらせるためにサッカー対決で勝つところとか、二階の渡り廊下から飛び降り何事もなく歩いてくるところとか、はるかは身体能力が無駄に高い。
15分ごとに相手を変えてのお祭りデートっていうのを全員が承諾するのがおもしろい。お祭りいいですよね。夏は暑いので好きじゃないんですが、夏のイベントはだいたい好きです。出目金に執着する千秋がおもしろい。千秋の連れてる犬が千秋と歩いているとき嬉しそうに見えなくて、配役上の飼い犬であって実際に飼ってる犬じゃない感じがすごいする。通勤時に見る散歩中の犬がめちゃくちゃ嬉しそうなだけかもしれませんが。
年若い女性がメインターゲットだからか、お風呂のシーンやドラマで風呂上がりにタオル巻いていたシーンでのせとかの胸元のガードが堅いです。せとかがはるかへの恋心を自覚するシーンで、はるかもせとかも兄妹だから相手に恋愛感情を持たないっていう後付の常識を恋心の歯止めに使ってて、似たもの同士だなと思います。早くくっついてくれ。
はるかの回想シーン、幼少期の二人がめちゃくちゃかわいい。映画見てからドラマを見たので、ドラマでせとかが「初恋は特別なの!」と言ったときのはるかの表情の理由がよくわかってニヤニヤしました。はるかはせとかの初恋が自分だって覚えてるけど、せとかは覚えてないもんなー。というかはるかの初恋もせとかなんだろうな。すごくかわいい。
高嶺はせとかの気持ちを試したのであってせとかの初めてを車でしようという気はなかったと思うのですが、オープンカーでセックスしようとしてくる高嶺がすごい。あとダイレクトにセックスを思わせる展開が入ってくると思わなかったので(あってもはるかが風呂でせとかの首筋に唇を寄せてくるのが限度だと思ってた)高嶺がせとかの服の肩紐に手をかけた時うろたえました。
養子だと言われたせとかがまず家族の中で自分だけ他人ということかと、今まで夢中になっていた恋愛のことをすっかり忘れてショックを受けるとこが真っ当でよかったです。演技に詳しくないので真相は不明ですが、この映画ではせとかが一番演技が上手いというか細かいなと思います。ただ目を開けるだけのシーンでもしっかり表現を入れてくる。お兄は対人のときはまだしも独白の時が棒だ。調べたら本業じゃないから仕方ないのかもしれない。幼少期のピアノ演奏と長じてからのピアノ演奏を重ねてくる演出がいいなーと思います。
やたか先生への反応が女子と男子で全く違って副音声みたいになってるとこ好きです。リッスンケアフリーされたとき気合い入れて聞いたんですが、私の英語力がへちょくて今日から付き合い始めようってことしか聞き取れませんでした。意味を聞いてくれてありがとうせとか。
せとかが国光に借りたロードバイクにさらっと乗れるところに、演じている女優さんの身体能力の高さを感じました。普通の女子高校生という設定でロードバイクにためらいなく乗れることに制作陣は誰も違和感を覚えなかったのか。
そして千雪と国光おめでとうだよ!
お母さんがYOUさんでヤマトと母親がかぶってしまった。YOUが母親役に当てられる家庭、自由度高そう。グリーンのトップスにオレンジのネイルってかわいい。
両親に交際宣言したときのはるかとお父さんとの「お前に親父と呼ばれる筋合いはない」「いや親父だろ」というやりとりが好きです。お父さん一回言ってみたかったんだろうな。この家の家族は家でも服がちゃんとしててすごい。
この先そりゃ上手くいかないこともあるだろうけど、周りの人たちが応援してくれるだろうし、二人で頑張っていけばいいじゃない。エンディング曲と相まって、よかったなーという気持ちで終えられる、いい映画でした。畳む
#再投稿 #映画感想 『ジュマンジ2』
『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』を観ました。前作を子供の頃にテレビで見て、続編が上映されると知ってからとても楽しみにしていました。20年も前の作品で、ラストも続きを作れそうではあるけど余韻とも言える感じだったので、蛇足だったらどうしようという不安はありましたが、他国での評判を信じてよかった!
RPGをやったことがある人なら心当たりがあるだろう「同じ台詞しかしゃべらない村人」や「ボスが倒せないせいで手慣れてしまうステージ攻略」などの思わず笑ってしまう小ネタが散りばめられたアクション・アドベンチャー映画で、軽快なアクションとストーリーが好きなら楽しめると思います。
前作は「見ていたなら今作中のサービスに気づいてニヤっとできる」という程度だからいきなり今作で大丈夫です。絶対に劇場で見なきゃ!っていう作品ではありませんが、私はおすすめです。
公式サイト→http://www.jumanji.jp/
続きでネタバレ感想です。
冒頭が砂浜から始まったのがまさに続編!正統な続編!
ゲームに振り回されていた主人公たちが、最後は「ライフ喪失後の復活は空から落ちてくる」というシステムを逆手取っての勝利、とてもよかったです!
キメ顔したときに効果音が鳴るところとか、説明シーンが全員の脳内(?)に流れた時にスペンサーが「説明シーンだ」と言うところとか好きです。シープレーンが主人公たちを案内する時に罠を的確に避けさせてくれるのにRPGのダンジョンがクリアできないせいで道中のギミックに慣れてしまうのを思い出しました。ちょっと当たって体力ゲージが削られるくらいなら無視するけど、床が崩れて入り口からやり直すとかロックマンみたく即死な時とかは流石に覚えます。
前作では正体が最後まで分からず今も謎のままなヴァン・ペルトは今作ではちゃんと役割がはっきりしていました。遊ぶ人の想像の余地があって自由度の高いボードゲームよりもシナリオがあるテレビゲームだからかな。魅入られた結果が虫の集合体になるのはどういう仕組みなのか分かりませんが、古いゲーム上の悪役だから唐突なのは大アリです。役割上の悪役と割り切っていこう。
全然関係ないですがハゲワシを見るとプロメテウスを感じてしまいます。懐いてるコンドルの動画(カラパイア紹介記事 )かわいくて好きです。
今作を見る前に改めて前作のDVDを借りていたのですが、1995年の作品だというのにCGに「浮いた感じ」が全くありませんでした。娯楽作品としてのテンポは今作、人間の物語としては前作のがいいかな。今作は主人公たちが現実に戻ってからの変化を感じさせるアフターストーリーがベサニー以外弱かったように思います。すべてを作中で描き切る必要はないし、マーサが体育の授業に精を出し始めても安直過ぎるかもしれないんですけど、スペンサーとフリッジの「今」がほしかったような気がします。
でも前作で思った「人生をやり直せるにしても全部はちょっとしんどいのでは」というのが今回なくて、化物屋敷に残っていた父親のヴリーク氏の記憶はないですし、最長のアレックス(シープレーン)も三ヶ月がダブってるだけなので、安心感がありました!失恋したことになるだろうベサニーには悪いけれど、彼の人生がゲームに影響されすぎなくてよかった!
「ボードゲームなんて今どきしない」と言われたジュマンジが謎のパワーでゲームソフトになるところはジュマンジの執念を感じました。ジュマンジとは一体……。Wikipediaにジュマンジ(作中のボードゲーム)が作られたときの話を作る構想があるということが書いてありましたが、不安と期待半々です。
エンディングの「Welcome to the Jungle 」好きです。畳む
『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』を観ました。前作を子供の頃にテレビで見て、続編が上映されると知ってからとても楽しみにしていました。20年も前の作品で、ラストも続きを作れそうではあるけど余韻とも言える感じだったので、蛇足だったらどうしようという不安はありましたが、他国での評判を信じてよかった!
RPGをやったことがある人なら心当たりがあるだろう「同じ台詞しかしゃべらない村人」や「ボスが倒せないせいで手慣れてしまうステージ攻略」などの思わず笑ってしまう小ネタが散りばめられたアクション・アドベンチャー映画で、軽快なアクションとストーリーが好きなら楽しめると思います。
前作は「見ていたなら今作中のサービスに気づいてニヤっとできる」という程度だからいきなり今作で大丈夫です。絶対に劇場で見なきゃ!っていう作品ではありませんが、私はおすすめです。
公式サイト→http://www.jumanji.jp/
続きでネタバレ感想です。
冒頭が砂浜から始まったのがまさに続編!正統な続編!
ゲームに振り回されていた主人公たちが、最後は「ライフ喪失後の復活は空から落ちてくる」というシステムを逆手取っての勝利、とてもよかったです!
キメ顔したときに効果音が鳴るところとか、説明シーンが全員の脳内(?)に流れた時にスペンサーが「説明シーンだ」と言うところとか好きです。シープレーンが主人公たちを案内する時に罠を的確に避けさせてくれるのにRPGのダンジョンがクリアできないせいで道中のギミックに慣れてしまうのを思い出しました。ちょっと当たって体力ゲージが削られるくらいなら無視するけど、床が崩れて入り口からやり直すとかロックマンみたく即死な時とかは流石に覚えます。
前作では正体が最後まで分からず今も謎のままなヴァン・ペルトは今作ではちゃんと役割がはっきりしていました。遊ぶ人の想像の余地があって自由度の高いボードゲームよりもシナリオがあるテレビゲームだからかな。魅入られた結果が虫の集合体になるのはどういう仕組みなのか分かりませんが、古いゲーム上の悪役だから唐突なのは大アリです。役割上の悪役と割り切っていこう。
全然関係ないですがハゲワシを見るとプロメテウスを感じてしまいます。懐いてるコンドルの動画(カラパイア紹介記事 )かわいくて好きです。
今作を見る前に改めて前作のDVDを借りていたのですが、1995年の作品だというのにCGに「浮いた感じ」が全くありませんでした。娯楽作品としてのテンポは今作、人間の物語としては前作のがいいかな。今作は主人公たちが現実に戻ってからの変化を感じさせるアフターストーリーがベサニー以外弱かったように思います。すべてを作中で描き切る必要はないし、マーサが体育の授業に精を出し始めても安直過ぎるかもしれないんですけど、スペンサーとフリッジの「今」がほしかったような気がします。
でも前作で思った「人生をやり直せるにしても全部はちょっとしんどいのでは」というのが今回なくて、化物屋敷に残っていた父親のヴリーク氏の記憶はないですし、最長のアレックス(シープレーン)も三ヶ月がダブってるだけなので、安心感がありました!失恋したことになるだろうベサニーには悪いけれど、彼の人生がゲームに影響されすぎなくてよかった!
「ボードゲームなんて今どきしない」と言われたジュマンジが謎のパワーでゲームソフトになるところはジュマンジの執念を感じました。ジュマンジとは一体……。Wikipediaにジュマンジ(作中のボードゲーム)が作られたときの話を作る構想があるということが書いてありましたが、不安と期待半々です。
エンディングの「Welcome to the Jungle 」好きです。畳む
#再投稿 #映画感想 『ドライビング Miss デイジー』
好きな漫画家が「余韻が好きな映画」として挙げていたので観ました。
何も調べずにTSUTAYAに行ったのでパッケージを見たとき「つまらないかもしれないなー」と思ったのですが、全くそんなことはありませんでした。
軽妙なトークを交わしながら深まっていく親交と、さらりと織り込まれる舞台となった時代に横たわる影。何となく感じていたものの、ホークが「黒人はトイレを使えない」と言った時にようやく時代が分かりました。
直接的な暴力の描写や怒鳴ったりするシーンはなかったからこそ、作中で使われたキング牧師の演説にある『悪しき人の暴言や暴力ではなく、善意の人の沈黙と無関心』がどういったものなのかが分かります。教会が爆破されたときは渋滞とホークの言葉の上でから知るだけで、現場は映像としては目にしない。車検証を求めてきた警官も直接的な言葉を投げては来ず、見ている側が「そういうこと」を感じて、ホークとデイジーを見送った警官の発言にダメ押しの認識をする。描写される人々も光景も本当に「どこにでもいる普通の人、日常の一部分」なんですよね。物語を進めるための嫌な人っていうのが出てこなかったように思います。
穏やかではあるけれどゆっくりすぎない、登場人物の心情にうかがうことができる適切な時間が与えられていて、特にお墓のシーンがすごく好きです。文字を読めないことを告白したホークにデイジーが文字の読み方を教え、後日プレゼント(※クリスマスプレゼントではない)としてテキストを贈ったとき、私はホークからデイジーに手紙を書くシーンがあるのかなと思ったけどそんな事はありませんでした。安易な感動物語にならないところも素敵でした。
過去(悲しい過去とか栄光の過去とかではなくて、今までに生きてきた人生という「過去」)がある老齢の主人公たちだからこそ出来上がったストーリーが、観ていてとても心地よかったです。畳む
好きな漫画家が「余韻が好きな映画」として挙げていたので観ました。
何も調べずにTSUTAYAに行ったのでパッケージを見たとき「つまらないかもしれないなー」と思ったのですが、全くそんなことはありませんでした。
軽妙なトークを交わしながら深まっていく親交と、さらりと織り込まれる舞台となった時代に横たわる影。何となく感じていたものの、ホークが「黒人はトイレを使えない」と言った時にようやく時代が分かりました。
直接的な暴力の描写や怒鳴ったりするシーンはなかったからこそ、作中で使われたキング牧師の演説にある『悪しき人の暴言や暴力ではなく、善意の人の沈黙と無関心』がどういったものなのかが分かります。教会が爆破されたときは渋滞とホークの言葉の上でから知るだけで、現場は映像としては目にしない。車検証を求めてきた警官も直接的な言葉を投げては来ず、見ている側が「そういうこと」を感じて、ホークとデイジーを見送った警官の発言にダメ押しの認識をする。描写される人々も光景も本当に「どこにでもいる普通の人、日常の一部分」なんですよね。物語を進めるための嫌な人っていうのが出てこなかったように思います。
穏やかではあるけれどゆっくりすぎない、登場人物の心情にうかがうことができる適切な時間が与えられていて、特にお墓のシーンがすごく好きです。文字を読めないことを告白したホークにデイジーが文字の読み方を教え、後日プレゼント(※クリスマスプレゼントではない)としてテキストを贈ったとき、私はホークからデイジーに手紙を書くシーンがあるのかなと思ったけどそんな事はありませんでした。安易な感動物語にならないところも素敵でした。
過去(悲しい過去とか栄光の過去とかではなくて、今までに生きてきた人生という「過去」)がある老齢の主人公たちだからこそ出来上がったストーリーが、観ていてとても心地よかったです。畳む
#freo再投稿#映画感想 『HiGH&LOW THE MOVIE 3』
友人がハマっているので気になって行ってきました。
以前『THE MOVIE 1』を別の友人宅で見せてもらった際に登場人物の見分けがつかなかった旨を言ったところ『UDCast』という視聴覚障害者向けのガイドアプリを教えてもらいました。音声ガイドとして利用したところ、画面上で話しているのが誰なのかを逐一言ってくれるのでわかりやすく、よい鑑賞になりました。「吹き飛ばす」を「吹っ飛ばす」と言ったり、簡素すぎないかと心配になる説明がある一方でハーレーダビッドソンやキャデラックなどの車種はフルで言ったりと不思議でおもしろかったです。バッテリー消費も予想よりずっと小さかったので、他の映画でも使ってみようかなと思いました。
すべてが収まり新しい時代へと向かっていく、年末に見るのにとてもいい作品でした!
スモーキーの墓があまりにも草むらで笑ってしまいました。荒れ果てた無名街の中でめちゃくちゃに草が生えているゾーンがある。洞窟を抜けた先に草が生えているような美しさです。植木鉢が置いてあるように見えるところもあり、無名街の住人たちの自分たちの日々の暮らしもままならない中の優しさを感じました。
コブラを助けに行くシーンで各チームの頭の顔がクローズアップされるところ、あまり走っている感がなくておもしろかったです。九龍はタンクローリーでコンクリを運んでぶち込みそうなのにその場で手作りしている様子がかわいかったです。まずそうなスムージー&腹壊すという気楽さが好きです。
コブラが植木鉢の載った棚を引き倒したシーンで植木鉢が割れていなかったのが安全への配慮を感じました。誰もあれで頭叩いてこないなと思って見ていたのですが、割れていたらすみません。
スモーキーが死んだことで公害被害者がいない、どうしよう、というときに「心当たりがある」と答えるララの表情が笑顔なの、仇に一矢報いることができるとか、役に立てるとかの嬉しさだとは思うけど、そこ笑うとこじゃなくない!?と戸惑いました。暴力とか癒着とかは分かってるから気にならないけど(ゴルフ打ちっぱなしはヤバいと思う)精神一般人枠だと思ってた子の狂い要素は怖い。
西郷の説明でSWORD地区は埋立地だということが分かりましたが、埋立地で鉱石が発掘されるって一体何が起きているんだ。正直無名街の汚染どころか商店街とかも普通にヤバそう。ルードボーイズは地下に研究施設があるということを知らなかったというのが謎です。地上にあるあばら屋よりも風雨をしのげる地下施設の方がよほど住み心地がよさそうなのに。パルクールは相変わらず人間離れしていてすごかったです。
検査場にエリと馬場を迎えに行く場面で、(誰だったか忘れましたが)九龍構成員をボウリングの玉のように投げ飛ばして敵を倒すシーンがおもしろかったです。無名街の爆破装置を探すことになり「探すんかい!」というツッコミが入ったり、ガチガチのフィクション一般論である「どれかのコードを切る」という展開を言ったり、重めの空気が続く中でコメディシーンがあって癒やされました。日本刀を持って追いかけてくる源治のうわこっち来た感がすごいです。そこ以前の源治との対決も真剣なシーンなんだけど非現実的すぎて妙に楽しい。
かわいいと聞いていた九十九の様子や(琥珀に対して好意を向けすぎている)、村山が活躍中の関にうれしそうな(村山はいつも嬉しそうですけど)声をかけるところとかが特にかわいかったです。琥珀は映画1からめちゃくちゃに髪が伸びてボサボサになっていたけど一体何があったんだ。
鬼邪高校のダンプで封鎖された無名街につっこむの待ってましたって思いました。
九龍の上役会議所的な赤い垂れ物がたくさんある部屋かっこよくて好きです。
達磨一家の片輪走行が想像していた以上にずっと片輪で走行していて驚きました。そんな長時間走行するのか…。ぽんぽこ花火上げてるお祭り感とか、本拠地に差し掛かると音声ガイドが「祭り会場」と言うのとかが祭りへのこだわりを感じました。あれだけ花火を使ってしまって次の祭りは大丈夫なんでしょうか。
九龍に親を殺された雨宮兄弟が、九龍との直接対決をコブラに譲って公害を暴こうとする方へ向かう展開がとてもいいと思いました。そこの事情はスピンオフ作品で分かるとのことで、友人が解説してくれるらしいので楽しみです。畳む
友人がハマっているので気になって行ってきました。
以前『THE MOVIE 1』を別の友人宅で見せてもらった際に登場人物の見分けがつかなかった旨を言ったところ『UDCast』という視聴覚障害者向けのガイドアプリを教えてもらいました。音声ガイドとして利用したところ、画面上で話しているのが誰なのかを逐一言ってくれるのでわかりやすく、よい鑑賞になりました。「吹き飛ばす」を「吹っ飛ばす」と言ったり、簡素すぎないかと心配になる説明がある一方でハーレーダビッドソンやキャデラックなどの車種はフルで言ったりと不思議でおもしろかったです。バッテリー消費も予想よりずっと小さかったので、他の映画でも使ってみようかなと思いました。
すべてが収まり新しい時代へと向かっていく、年末に見るのにとてもいい作品でした!
スモーキーの墓があまりにも草むらで笑ってしまいました。荒れ果てた無名街の中でめちゃくちゃに草が生えているゾーンがある。洞窟を抜けた先に草が生えているような美しさです。植木鉢が置いてあるように見えるところもあり、無名街の住人たちの自分たちの日々の暮らしもままならない中の優しさを感じました。
コブラを助けに行くシーンで各チームの頭の顔がクローズアップされるところ、あまり走っている感がなくておもしろかったです。九龍はタンクローリーでコンクリを運んでぶち込みそうなのにその場で手作りしている様子がかわいかったです。まずそうなスムージー&腹壊すという気楽さが好きです。
コブラが植木鉢の載った棚を引き倒したシーンで植木鉢が割れていなかったのが安全への配慮を感じました。誰もあれで頭叩いてこないなと思って見ていたのですが、割れていたらすみません。
スモーキーが死んだことで公害被害者がいない、どうしよう、というときに「心当たりがある」と答えるララの表情が笑顔なの、仇に一矢報いることができるとか、役に立てるとかの嬉しさだとは思うけど、そこ笑うとこじゃなくない!?と戸惑いました。暴力とか癒着とかは分かってるから気にならないけど(ゴルフ打ちっぱなしはヤバいと思う)精神一般人枠だと思ってた子の狂い要素は怖い。
西郷の説明でSWORD地区は埋立地だということが分かりましたが、埋立地で鉱石が発掘されるって一体何が起きているんだ。正直無名街の汚染どころか商店街とかも普通にヤバそう。ルードボーイズは地下に研究施設があるということを知らなかったというのが謎です。地上にあるあばら屋よりも風雨をしのげる地下施設の方がよほど住み心地がよさそうなのに。パルクールは相変わらず人間離れしていてすごかったです。
検査場にエリと馬場を迎えに行く場面で、(誰だったか忘れましたが)九龍構成員をボウリングの玉のように投げ飛ばして敵を倒すシーンがおもしろかったです。無名街の爆破装置を探すことになり「探すんかい!」というツッコミが入ったり、ガチガチのフィクション一般論である「どれかのコードを切る」という展開を言ったり、重めの空気が続く中でコメディシーンがあって癒やされました。日本刀を持って追いかけてくる源治のうわこっち来た感がすごいです。そこ以前の源治との対決も真剣なシーンなんだけど非現実的すぎて妙に楽しい。
かわいいと聞いていた九十九の様子や(琥珀に対して好意を向けすぎている)、村山が活躍中の関にうれしそうな(村山はいつも嬉しそうですけど)声をかけるところとかが特にかわいかったです。琥珀は映画1からめちゃくちゃに髪が伸びてボサボサになっていたけど一体何があったんだ。
鬼邪高校のダンプで封鎖された無名街につっこむの待ってましたって思いました。
九龍の上役会議所的な赤い垂れ物がたくさんある部屋かっこよくて好きです。
達磨一家の片輪走行が想像していた以上にずっと片輪で走行していて驚きました。そんな長時間走行するのか…。ぽんぽこ花火上げてるお祭り感とか、本拠地に差し掛かると音声ガイドが「祭り会場」と言うのとかが祭りへのこだわりを感じました。あれだけ花火を使ってしまって次の祭りは大丈夫なんでしょうか。
九龍に親を殺された雨宮兄弟が、九龍との直接対決をコブラに譲って公害を暴こうとする方へ向かう展開がとてもいいと思いました。そこの事情はスピンオフ作品で分かるとのことで、友人が解説してくれるらしいので楽しみです。畳む
#再投稿 #映画感想 『デルス・ウザーラ』
結末を知ったから見た映画ですが、知らずに見たかったと思うので畳みます。
開いて即結末バレしてます。
父から「デルスは道案内のお礼として最新式の銃をもらうのだけれど、その銃欲しさに殺されてしまう」というあらすじを聞き、それで見ることに決めました。父が最後に一人で見た映画(1975年公開)で、印象に残っている映画だということも興味を惹かれた要素です。結末を知った上で見ても、思っていた展開ではありませんでした。
ソ連映画とのことでデルスをロシア人だと思っていたので、中国人ぽい感じの人(ゴリドという民族で中国人ではない)だったことに驚きました。そもそもデルス・ウザーラが人名だと思っていなかった。該当する日本語がなかったからカタカナにした系かと。
隊長(カピターン)をカピターンカピターンと呼ぶデルスがかわいい。
隊長が「デルスのように心の美しい人間はそういない」とモノローグで言っていたけれど、隊長も大きな悪意に触れてこなかったからこその最後のミスだと思う。それとも、知っていたけどデルスと旅を続けるうちに浄化されてしまったのだろうか。川にくくられた死体があるシーンは時代劇っぽいと思いました。
飯盒に飯をどべっと盛るの好きです。
ほとんどのシーンが自然の中なのですが、雄大な自然!というものはありません。空撮がないからだと思いますが、あくまでも人間が見える範囲。自分の足で野山に登り、見下ろしたくらいのものです。
そのこともあって、凍った湖でも見える範囲の先しか見えず、隊長と二人で遭難するシーンの息苦しさはすごいです。夜に備えて延々と寝床に使う草を刈り続ける場面は、変化も会話もないので退屈に感じるはずなのですが、人力でひと掴みずつ草を刈ることの辛さが実感できてそれどころじゃなかった。本当に思うように草が増えない。日も暮れてくるし、風も出てきたし、このままじゃ凍えて死んでしまうという恐れが時間とともに増していく。何でも劇的に描けばいいというものではないと胸に刻まれました。
デルス独自の自然への信仰心も、それはするものではないと一度注意されたらそれを容れる隊員達も好きです。隊長が尊敬を持って接しているからもあるのかもしれませんが、変なヤツっていう風に扱わず、尊重されている気がします。デルスが隊長の家で暮らすことになったときも、息子がデルスを英雄視している(デルスは自分が隊長を助けたという話を全く語っていない。人は普通英雄譚を言いたがるのに、と隊長は言っている。ここも好きなところです)ところや、奥方も邪魔者扱いみたいにはしていないところなど、全体に心優しい人が多い。
隊長の思い出語りと共にデルスと撮った写真がスライドのように出されるシーン好きです。その後に不穏なことが起きるんだろうなという予感と合わせて好きです。一旦別れるとは思っていなかったので、まだ残り時間あるのにデルスと別れ、そして再会できたときは嬉しかったです。
だからこそ、デルスにはずっと元気でいてほしかった。劇中でさらっと流されたけど、明るさがなくなっていくデルスと旅を続けるのはしんどかったと思う。隊長も心軽く話せたデルスが失われてしんどいだろうし、隊員もデルスとの心のふれあいはさておき苛立たれるのしんどかったと思う。
デルスが死ぬシーンが描かれると思っていました。
ただ電報で、自分の名刺を持った人間が死んでいるとだけ知らされる。劇的さの欠片もない、あっけない死。誰がやったとも分からないし、立ち会った警官もなくなっている銃のことを聞いて「ああ、それで殺されたんでしょうな」くらいのお役所感。墓掘り人の仕事終わったらさっさと帰るところも好きです。隊長も別に事情を口にしない。自分だけの悲しみを自分の胸の内だけで処理する。そこがすごく好きです。このあっけなさをもっと感じたいから、ラストを知らずに見たかった。
遅かれ早かれ死ぬけれど、そこではないはずだった。でもそこで死んでしまう。このどうしようもない上手くいかなさが、とても好きです。畳む
結末を知ったから見た映画ですが、知らずに見たかったと思うので畳みます。
開いて即結末バレしてます。
父から「デルスは道案内のお礼として最新式の銃をもらうのだけれど、その銃欲しさに殺されてしまう」というあらすじを聞き、それで見ることに決めました。父が最後に一人で見た映画(1975年公開)で、印象に残っている映画だということも興味を惹かれた要素です。結末を知った上で見ても、思っていた展開ではありませんでした。
ソ連映画とのことでデルスをロシア人だと思っていたので、中国人ぽい感じの人(ゴリドという民族で中国人ではない)だったことに驚きました。そもそもデルス・ウザーラが人名だと思っていなかった。該当する日本語がなかったからカタカナにした系かと。
隊長(カピターン)をカピターンカピターンと呼ぶデルスがかわいい。
隊長が「デルスのように心の美しい人間はそういない」とモノローグで言っていたけれど、隊長も大きな悪意に触れてこなかったからこその最後のミスだと思う。それとも、知っていたけどデルスと旅を続けるうちに浄化されてしまったのだろうか。川にくくられた死体があるシーンは時代劇っぽいと思いました。
飯盒に飯をどべっと盛るの好きです。
ほとんどのシーンが自然の中なのですが、雄大な自然!というものはありません。空撮がないからだと思いますが、あくまでも人間が見える範囲。自分の足で野山に登り、見下ろしたくらいのものです。
そのこともあって、凍った湖でも見える範囲の先しか見えず、隊長と二人で遭難するシーンの息苦しさはすごいです。夜に備えて延々と寝床に使う草を刈り続ける場面は、変化も会話もないので退屈に感じるはずなのですが、人力でひと掴みずつ草を刈ることの辛さが実感できてそれどころじゃなかった。本当に思うように草が増えない。日も暮れてくるし、風も出てきたし、このままじゃ凍えて死んでしまうという恐れが時間とともに増していく。何でも劇的に描けばいいというものではないと胸に刻まれました。
デルス独自の自然への信仰心も、それはするものではないと一度注意されたらそれを容れる隊員達も好きです。隊長が尊敬を持って接しているからもあるのかもしれませんが、変なヤツっていう風に扱わず、尊重されている気がします。デルスが隊長の家で暮らすことになったときも、息子がデルスを英雄視している(デルスは自分が隊長を助けたという話を全く語っていない。人は普通英雄譚を言いたがるのに、と隊長は言っている。ここも好きなところです)ところや、奥方も邪魔者扱いみたいにはしていないところなど、全体に心優しい人が多い。
隊長の思い出語りと共にデルスと撮った写真がスライドのように出されるシーン好きです。その後に不穏なことが起きるんだろうなという予感と合わせて好きです。一旦別れるとは思っていなかったので、まだ残り時間あるのにデルスと別れ、そして再会できたときは嬉しかったです。
だからこそ、デルスにはずっと元気でいてほしかった。劇中でさらっと流されたけど、明るさがなくなっていくデルスと旅を続けるのはしんどかったと思う。隊長も心軽く話せたデルスが失われてしんどいだろうし、隊員もデルスとの心のふれあいはさておき苛立たれるのしんどかったと思う。
デルスが死ぬシーンが描かれると思っていました。
ただ電報で、自分の名刺を持った人間が死んでいるとだけ知らされる。劇的さの欠片もない、あっけない死。誰がやったとも分からないし、立ち会った警官もなくなっている銃のことを聞いて「ああ、それで殺されたんでしょうな」くらいのお役所感。墓掘り人の仕事終わったらさっさと帰るところも好きです。隊長も別に事情を口にしない。自分だけの悲しみを自分の胸の内だけで処理する。そこがすごく好きです。このあっけなさをもっと感じたいから、ラストを知らずに見たかった。
遅かれ早かれ死ぬけれど、そこではないはずだった。でもそこで死んでしまう。このどうしようもない上手くいかなさが、とても好きです。畳む
#再投稿 #映画感想 『隠し砦の三悪人』
『用心棒』『椿三十郎』を経て、黒澤明が好きな気がしてきています。
氏の作品は、当時だったから新しかったけれど今見ると陳腐、なんてこともない、不朽の名作だと思います。
六郎太の妹が雪姫の身代わりになって死んだ件、務めを果たしたと報告する六郎太を雪姫が「妹が死んでも涙流さぬ忠義顔が嫌いじゃ」と詰るシーン、六郎太の覚悟を理解できた気でいたのですが、報償金十両を見せていたシーンを思い返し、六郎太は妹が打ち首になると知りながら手ずから敵方に引き渡していたんだと気づきました。想像を絶するな…
馬に乗って駆けるのってかっこいい。手綱なしに乗りこなすの本当にかっこいい。
太平と又七が最後まで心根が卑しいところが好きです。彼らは小人ゆえに失敗する。だからこそ話が面白い。百姓という枠を越えない普通の人でよかった。雪姫が安易に正体を明かさず、最後まで六郎太の策のまま唖娘を貫いたところも好きです。六郎太を信じ、明かして姫様を守るんだーみたいなフィクション的な展開を期待しないところ、落人狩りがあるように、落ち延びるには姫など何の足しにもにもならないことを理解しているところが、気高くて好きです。
おつきの人は老人も老女もどちらも死んだのでしょうね。年寄りを連れて行ける旅路ではなく、リスクをおかすだけの役割もなく、彼らもそれを理解している。作中で描かれていない、削ぎ落とされているけれど伝わってくるものがいいなと思います。
話は変わりますが、『十戒』でユル・ブリンナー演じるラメセス王がかっこよかったので、彼見たさに『王様と私』を見ました。サウンドオブミュージック的なラブロマンスだと思ってたら違った。王様がモーゼをこき下ろしてて笑いました。畳む
『用心棒』『椿三十郎』を経て、黒澤明が好きな気がしてきています。
氏の作品は、当時だったから新しかったけれど今見ると陳腐、なんてこともない、不朽の名作だと思います。
六郎太の妹が雪姫の身代わりになって死んだ件、務めを果たしたと報告する六郎太を雪姫が「妹が死んでも涙流さぬ忠義顔が嫌いじゃ」と詰るシーン、六郎太の覚悟を理解できた気でいたのですが、報償金十両を見せていたシーンを思い返し、六郎太は妹が打ち首になると知りながら手ずから敵方に引き渡していたんだと気づきました。想像を絶するな…
馬に乗って駆けるのってかっこいい。手綱なしに乗りこなすの本当にかっこいい。
太平と又七が最後まで心根が卑しいところが好きです。彼らは小人ゆえに失敗する。だからこそ話が面白い。百姓という枠を越えない普通の人でよかった。雪姫が安易に正体を明かさず、最後まで六郎太の策のまま唖娘を貫いたところも好きです。六郎太を信じ、明かして姫様を守るんだーみたいなフィクション的な展開を期待しないところ、落人狩りがあるように、落ち延びるには姫など何の足しにもにもならないことを理解しているところが、気高くて好きです。
おつきの人は老人も老女もどちらも死んだのでしょうね。年寄りを連れて行ける旅路ではなく、リスクをおかすだけの役割もなく、彼らもそれを理解している。作中で描かれていない、削ぎ落とされているけれど伝わってくるものがいいなと思います。
話は変わりますが、『十戒』でユル・ブリンナー演じるラメセス王がかっこよかったので、彼見たさに『王様と私』を見ました。サウンドオブミュージック的なラブロマンスだと思ってたら違った。王様がモーゼをこき下ろしてて笑いました。畳む
#再投稿 #映画感想 『汚れたミルク』
傘を梅田に忘れたので、取りに行くだけではもったいないと思い映画を見ることにしました。ご飯代がかかるのでどう考えても観ない方が安い。
幸せな結婚をし、多国籍企業に転職し、上司に相手にしなくていいと言われた若手医師を口説き落としていくことで成功を収める主人公。主人公の友人となった医師がパキスタン最大の都市カラチから戻ってきたとき、サクセスストーリーから状況は一転します。
粉ミルクを汚れた水で溶かして飲むために下痢を起こして赤ん坊が死ぬ。主題は公式サイトのあらすじにある通りです。
国産の製薬会社に勤めていたときに医師に言われた「誰も国産なんてほしがらない」というのが後々の民衆の欧米製品産への憧れという発言に繋がるんだと思う。もちろん賄賂もあるのでしょうけど、現金はともかく心証アップのために自社製品を撒くのは多寡はあれどどこでもあるような。
双子の赤ん坊の写真にやらせ疑惑が出ているというのは頷けます。母親がただ証拠を得るためだけに衰弱していく我が子に粉ミルクだけを与え続けるだろうか。また、いけないことだと指導して分からせても貧困から粉ミルクを薄めて飲ませる人は後を絶たないだろうし、水道の整備は政府の管轄です。多国籍企業だけが悪いとは言えない。それに貧しい母親は母乳を十分に出せるほど栄養を取れるのだろうか?
現実は一筋縄ではいかないのだなぁと思う映画でした。実話が元になっているので仕方ありませんが、はっきりと善悪があるわけではないので悪の親玉が死んで終わりとはならない。告発した人は家族を呼び寄せられたとはいえ国外で暮らさざるを得なくなったことはいいのか悪いのか。英雄になれるって言ったじゃない。
モデルとなった粉ミルク販売の多国籍企業はネスレです。作中ずっと仮名ですが、告発のドキュメンタリーを作るというていで劇中劇のような形で写されるので、主人公が面接を受けに行く序盤で「ネスレ社」の看板を出してから「名前は出さない方がいいのでは」「とりあえず仮名にして感触を見よう」と巻き戻して仮名で始めるのが面白かったです。
めちゃくちゃ偏見に満ちかつ不勉強丸出しの発言ですが、パキスタンに戦争のイメージしかないから国産製薬会社があることにも大学があることにも驚きました。
昨今のイスラム教が悪し様に言われる風潮にどっぷりだったこともあり、主人公の妻が主人公と愛情いっぱいに暮らしていたり、夫に意見をしたり、主人公の母も夫に早く食べろと言ったり…ということにも驚きました。
地域差家庭差はあるでしょうし、そこが主題の映画ではないというのもあるかもしれませんが、ものすごく普通です。これだけでも見に行ってよかった。畳む
傘を梅田に忘れたので、取りに行くだけではもったいないと思い映画を見ることにしました。ご飯代がかかるのでどう考えても観ない方が安い。
幸せな結婚をし、多国籍企業に転職し、上司に相手にしなくていいと言われた若手医師を口説き落としていくことで成功を収める主人公。主人公の友人となった医師がパキスタン最大の都市カラチから戻ってきたとき、サクセスストーリーから状況は一転します。
粉ミルクを汚れた水で溶かして飲むために下痢を起こして赤ん坊が死ぬ。主題は公式サイトのあらすじにある通りです。
国産の製薬会社に勤めていたときに医師に言われた「誰も国産なんてほしがらない」というのが後々の民衆の欧米製品産への憧れという発言に繋がるんだと思う。もちろん賄賂もあるのでしょうけど、現金はともかく心証アップのために自社製品を撒くのは多寡はあれどどこでもあるような。
双子の赤ん坊の写真にやらせ疑惑が出ているというのは頷けます。母親がただ証拠を得るためだけに衰弱していく我が子に粉ミルクだけを与え続けるだろうか。また、いけないことだと指導して分からせても貧困から粉ミルクを薄めて飲ませる人は後を絶たないだろうし、水道の整備は政府の管轄です。多国籍企業だけが悪いとは言えない。それに貧しい母親は母乳を十分に出せるほど栄養を取れるのだろうか?
現実は一筋縄ではいかないのだなぁと思う映画でした。実話が元になっているので仕方ありませんが、はっきりと善悪があるわけではないので悪の親玉が死んで終わりとはならない。告発した人は家族を呼び寄せられたとはいえ国外で暮らさざるを得なくなったことはいいのか悪いのか。英雄になれるって言ったじゃない。
モデルとなった粉ミルク販売の多国籍企業はネスレです。作中ずっと仮名ですが、告発のドキュメンタリーを作るというていで劇中劇のような形で写されるので、主人公が面接を受けに行く序盤で「ネスレ社」の看板を出してから「名前は出さない方がいいのでは」「とりあえず仮名にして感触を見よう」と巻き戻して仮名で始めるのが面白かったです。
めちゃくちゃ偏見に満ちかつ不勉強丸出しの発言ですが、パキスタンに戦争のイメージしかないから国産製薬会社があることにも大学があることにも驚きました。
昨今のイスラム教が悪し様に言われる風潮にどっぷりだったこともあり、主人公の妻が主人公と愛情いっぱいに暮らしていたり、夫に意見をしたり、主人公の母も夫に早く食べろと言ったり…ということにも驚きました。
地域差家庭差はあるでしょうし、そこが主題の映画ではないというのもあるかもしれませんが、ものすごく普通です。これだけでも見に行ってよかった。畳む
#再投稿 #映画感想 『アイロボット』
見るまでウォーリーと勘違いしていました。おもしろかったです!
ウィル・スミスがあんなにいい体だとは知りませんでした。
新型のために古いロボットが回収されていくとき、表情はないようなものなのにとても悲しそうに見えました。もっと人間に近い見た目にすることもできるだろうに、しないのは『鋼鉄都市』で言われていたような理由なんだろうな。
知能のすごさはすごすぎて分からない領域です。でも心が生まれる理論は好き。
運動能力の高さがすごい。あの動きを自律でできるということは、やっぱり知能も高いのだろうし、機体に使われている技術も相当なものだと思います。あの高出力は何を動力源にしているのだろう。
絵の描き方は地震計の針のような描き方という印象でした。ペンプロッターみたいな感じで出力してるのかな? アイロボットよりも後年の作『エクス・マキナ』ではGoogleの人工知能が描いた絵に似た絵が描かれていたのですが、現実がフィクションに近づき、フィクションが現実に寄せられたのだとすると、時代の移り変わりを感じます。
エクスマキナで描かれた絵には空白がなくて、私が「なにもない」と認識するような部分を「なにもない」とは認識しないんだなぁと思いました。ヒトは無意識に視覚情報や聴覚情報の取捨選択をしているそうなのですが、人工知能にはそれがなくて全部を入れてるのかな。アイロボットのは輪郭の認識っていう感じなのかな。
レプリロイドの仕組みを考えるとき、ゲームが作られた年代に想像されるロボットに合わせるか、現代から想像できる「未来のロボット」に合わせるか迷います。アイロボットでは人工筋肉らしきファイバーが束ねられていましたが、スター・ウォーズ4のロボットは違う仕組みで動くと想定されていそう。そういう感じです。
レプリロイドの基本プログラムのバージョンは複数あって、全員が一律更新されるのではなく、製作年ごとにアップデートされている。そのため作られた年代によってジェネレーションギャップのようなものがある…というのはどうだろう。レンジでチンな世代と、ガス使うよって世代と、みたいな。もちろん学習能力があるので、変えていくことはできる。
毎日使うものは自己改良が見られるが、使わない機能は更新されない。例えばボタンのついた服を着るとき、普段ボタンのついた服を着ないレプリロイドだと一番上まで留めてしまうとか。コーヒーを淹れる手順がきっちりマニュアル通りタイマー通りだとか。
人間が日常的に行うものを手早くするなら「手を抜く」とか「崩す」ことをすると思うのですが、デジタル化による効率化ってむしろ「型にはめる」ことだと思います。
そうやって考えると、さっき書いた改良って人間臭くなるってことかもな。早くはなるけど良くなってるわけでもないような。難しいな。畳む
見るまでウォーリーと勘違いしていました。おもしろかったです!
ウィル・スミスがあんなにいい体だとは知りませんでした。
新型のために古いロボットが回収されていくとき、表情はないようなものなのにとても悲しそうに見えました。もっと人間に近い見た目にすることもできるだろうに、しないのは『鋼鉄都市』で言われていたような理由なんだろうな。
知能のすごさはすごすぎて分からない領域です。でも心が生まれる理論は好き。
運動能力の高さがすごい。あの動きを自律でできるということは、やっぱり知能も高いのだろうし、機体に使われている技術も相当なものだと思います。あの高出力は何を動力源にしているのだろう。
絵の描き方は地震計の針のような描き方という印象でした。ペンプロッターみたいな感じで出力してるのかな? アイロボットよりも後年の作『エクス・マキナ』ではGoogleの人工知能が描いた絵に似た絵が描かれていたのですが、現実がフィクションに近づき、フィクションが現実に寄せられたのだとすると、時代の移り変わりを感じます。
エクスマキナで描かれた絵には空白がなくて、私が「なにもない」と認識するような部分を「なにもない」とは認識しないんだなぁと思いました。ヒトは無意識に視覚情報や聴覚情報の取捨選択をしているそうなのですが、人工知能にはそれがなくて全部を入れてるのかな。アイロボットのは輪郭の認識っていう感じなのかな。
レプリロイドの仕組みを考えるとき、ゲームが作られた年代に想像されるロボットに合わせるか、現代から想像できる「未来のロボット」に合わせるか迷います。アイロボットでは人工筋肉らしきファイバーが束ねられていましたが、スター・ウォーズ4のロボットは違う仕組みで動くと想定されていそう。そういう感じです。
レプリロイドの基本プログラムのバージョンは複数あって、全員が一律更新されるのではなく、製作年ごとにアップデートされている。そのため作られた年代によってジェネレーションギャップのようなものがある…というのはどうだろう。レンジでチンな世代と、ガス使うよって世代と、みたいな。もちろん学習能力があるので、変えていくことはできる。
毎日使うものは自己改良が見られるが、使わない機能は更新されない。例えばボタンのついた服を着るとき、普段ボタンのついた服を着ないレプリロイドだと一番上まで留めてしまうとか。コーヒーを淹れる手順がきっちりマニュアル通りタイマー通りだとか。
人間が日常的に行うものを手早くするなら「手を抜く」とか「崩す」ことをすると思うのですが、デジタル化による効率化ってむしろ「型にはめる」ことだと思います。
そうやって考えると、さっき書いた改良って人間臭くなるってことかもな。早くはなるけど良くなってるわけでもないような。難しいな。畳む
#再投稿 #映画感想 『Planetarian』
サイトに来ている方は誰も行かなさそうな映画ですが、一応畳みます。
配信版があるけど、劇場版だけで分かります。公式サイトにも劇場版に配信版も含まれると書いてあります。配信版を見ましたが、本当にどこが省略されてどこが付け足されたのかを見て楽しむ程度の違いでした。
元々は二次創作での考察のために、フィクション上のロボットの情報を入れたいという不純な動機で視聴を決めたのですよ。どうせkeyだから泣けるんだろって思って斜に構えずにはいられなかった。配信版の時点で泣きました。
初めての印象を記したいこともあって、配信版を見たときの感想と混じります。
エンドロールを見た私「おじいちゃん小野大輔じゃなかったー!」
てっきり青年期と同じ人が演じているとばかり思っていました。若いのにおじいさんの演技上手いなプロはすごいなって…すみませんでした。大木民夫さん…ハイジのおんじの方か…そらおじいさん上手いわ…
劇場版は配信版でだるいなーと思っていた部分が、適度に端折られてさくさく進むようになっていました。でもほしのゆめみという名前が生まれたエピソードとか、いらない工具を渡そうとするところ(いらないと主人公が言うまでロボットってやっぱり機械に詳しいんだ、すごいって思ってた)とかは、思い返せば好きです。主人公がお酒を手にする前に爆弾に警戒するシーンに絡む回想はあったほうが分かりやすかったかもしれない。
子供達に「見ていてあげるからやってご覧」「ええーできないよー」とかのやりとり、key=エロゲという先入観によりエロ台詞っぽいなと思いました。
が、原作ゲームは全年齢とのこと。集落の女率の高さは持ち込み企画発祥ゆえかなーと思っていたのですが、そうじゃないのか。
配信版でボロッボロ泣いていたプラネタリウムの観客の一言コメントのシーンは乗り切ったのですが、スタッフの皆さんあたりで涙腺が怪しくなり、結局涙をハンカチで押さえることになりました。一度もkeyのゲームをやったことがないのですが、一度やってみようかな。
エズラに星を見せてあげたかったな。でもきっと子供達が見せてあげるんでしょう。
シスター型ロボットはペンダントに反応するのでしょうか。パンフ買えばよかったかな…。彼女が作られた目的が気になります。放棄されたシェルターという設定だったと思うので、特定の宗教用であることは間違いないのですが、生身のシスターでないことには何か理由があるのでしょうか。大人たちはあれがロボットだと知っているのでしょうか。
メモリーを移せなかったことで、ゆめみは死ぬことができたんだと思います。
作中のロボットには感情はなく、壊れる間際のゆめみの言葉もプログラムだと思っているのですが、天国の彼女は感情がある気もします。ロボットもいる天国ということは、シオマネキもいるのでしょうか。
ゆめみの「筐体」という言い方が、自己はあくまでもプログラムの方だと認識していそうで好きです。(元々バレてますが)メカバレシーンで痛覚のなさなどが言われたり、ロボットの天国のどういうところが天国なのかというポイントとか、熱処理の問題とか、 主人公に質問をして答えを絞り込んでいくところなど、ゆめみがどうやって思考しているのかがなんとなく分かるような造りで、そこもよかったと思います。
ゆめみが約束をやぶって屑屋の方に来たところは、そこからすでにロボット三原則に従うプログラムが開始されていたということを劇場版(つまり二回目)を見てやっと理解できました。心配で見に来たら襲われてるから助けなきゃっていう流れかと思っていました。
最初に交わされた「壊れているのか」「少し壊れています」の会話の真相が明かされたときとても悲しかったです。なんだよ壊れてないじゃん…
最近めちゃくちゃ動くアニメ映画ばかりを見ていたので、撃たれても揺れない戦車が目についてしまったのですが、不満なのではなくて、どこを省力すれば・どこに注力すればいいかということが考えられていて良いと思いました。投影機の動きは細かいし、人物の表情もとても細やか。そういう意味でもいいアニメだなと思います。
ロボットの視界情報が変わったのは何故なんだろうと思っていたのですが、Wikipediaによると『配信版はゆめみ視点、劇場版は屑屋視点』とのこと。
大きなタイトルではないので仕方ないことですが、もっと大きいスクリーンで見たかったです。欲を言うならプラネタリウムの丸いスクリーンで。せっかくのプラネタリウムなので。
名古屋の科学館で眠ってしまった記憶があるけど、もう一回行きたいな。畳む
サイトに来ている方は誰も行かなさそうな映画ですが、一応畳みます。
配信版があるけど、劇場版だけで分かります。公式サイトにも劇場版に配信版も含まれると書いてあります。配信版を見ましたが、本当にどこが省略されてどこが付け足されたのかを見て楽しむ程度の違いでした。
元々は二次創作での考察のために、フィクション上のロボットの情報を入れたいという不純な動機で視聴を決めたのですよ。どうせkeyだから泣けるんだろって思って斜に構えずにはいられなかった。配信版の時点で泣きました。
初めての印象を記したいこともあって、配信版を見たときの感想と混じります。
エンドロールを見た私「おじいちゃん小野大輔じゃなかったー!」
てっきり青年期と同じ人が演じているとばかり思っていました。若いのにおじいさんの演技上手いなプロはすごいなって…すみませんでした。大木民夫さん…ハイジのおんじの方か…そらおじいさん上手いわ…
劇場版は配信版でだるいなーと思っていた部分が、適度に端折られてさくさく進むようになっていました。でもほしのゆめみという名前が生まれたエピソードとか、いらない工具を渡そうとするところ(いらないと主人公が言うまでロボットってやっぱり機械に詳しいんだ、すごいって思ってた)とかは、思い返せば好きです。主人公がお酒を手にする前に爆弾に警戒するシーンに絡む回想はあったほうが分かりやすかったかもしれない。
子供達に「見ていてあげるからやってご覧」「ええーできないよー」とかのやりとり、key=エロゲという先入観によりエロ台詞っぽいなと思いました。
が、原作ゲームは全年齢とのこと。集落の女率の高さは持ち込み企画発祥ゆえかなーと思っていたのですが、そうじゃないのか。
配信版でボロッボロ泣いていたプラネタリウムの観客の一言コメントのシーンは乗り切ったのですが、スタッフの皆さんあたりで涙腺が怪しくなり、結局涙をハンカチで押さえることになりました。一度もkeyのゲームをやったことがないのですが、一度やってみようかな。
エズラに星を見せてあげたかったな。でもきっと子供達が見せてあげるんでしょう。
シスター型ロボットはペンダントに反応するのでしょうか。パンフ買えばよかったかな…。彼女が作られた目的が気になります。放棄されたシェルターという設定だったと思うので、特定の宗教用であることは間違いないのですが、生身のシスターでないことには何か理由があるのでしょうか。大人たちはあれがロボットだと知っているのでしょうか。
メモリーを移せなかったことで、ゆめみは死ぬことができたんだと思います。
作中のロボットには感情はなく、壊れる間際のゆめみの言葉もプログラムだと思っているのですが、天国の彼女は感情がある気もします。ロボットもいる天国ということは、シオマネキもいるのでしょうか。
ゆめみの「筐体」という言い方が、自己はあくまでもプログラムの方だと認識していそうで好きです。(元々バレてますが)メカバレシーンで痛覚のなさなどが言われたり、ロボットの天国のどういうところが天国なのかというポイントとか、熱処理の問題とか、 主人公に質問をして答えを絞り込んでいくところなど、ゆめみがどうやって思考しているのかがなんとなく分かるような造りで、そこもよかったと思います。
ゆめみが約束をやぶって屑屋の方に来たところは、そこからすでにロボット三原則に従うプログラムが開始されていたということを劇場版(つまり二回目)を見てやっと理解できました。心配で見に来たら襲われてるから助けなきゃっていう流れかと思っていました。
最初に交わされた「壊れているのか」「少し壊れています」の会話の真相が明かされたときとても悲しかったです。なんだよ壊れてないじゃん…
最近めちゃくちゃ動くアニメ映画ばかりを見ていたので、撃たれても揺れない戦車が目についてしまったのですが、不満なのではなくて、どこを省力すれば・どこに注力すればいいかということが考えられていて良いと思いました。投影機の動きは細かいし、人物の表情もとても細やか。そういう意味でもいいアニメだなと思います。
ロボットの視界情報が変わったのは何故なんだろうと思っていたのですが、Wikipediaによると『配信版はゆめみ視点、劇場版は屑屋視点』とのこと。
大きなタイトルではないので仕方ないことですが、もっと大きいスクリーンで見たかったです。欲を言うならプラネタリウムの丸いスクリーンで。せっかくのプラネタリウムなので。
名古屋の科学館で眠ってしまった記憶があるけど、もう一回行きたいな。畳む
#再投稿 #映画感想 『君の名は。』
タイトルを聞いても真知子巻きしか思い浮かばなかったのですが、すすめられてせっかくなので行ってきました。上映中なので一応畳みます。いい作品でした!
普段こういう系(青春っぽいアニメ映画)を観ないのですが、劇場に足を運んでよかったです。キャラクターの動きの細やかさもですが、映しだされる情景のきれいさが壮麗と言っていいほどで、大きい画面で見てよかったと思えるものでした。
カルデラっぽいので熊本かなって思ってたのですが違った。彗星の落下後だったんですね。旅に出たいなぁ。三葉の(さいしょミズハだと思ってた)故郷のどこかにありそうなところと、瀧くんの東京の「あー、あるある」なところと、どちらも楽しかったです。
久しぶりに祈るような気持ちで映画を見ました。感情移入ではなくて、キャラに肩入れというか入れ込んでいるというか、スポーツを応援する気持ちです。泣けると聞いていたのですがどこが泣きポイントかは分からなかった。
口噛み酒販売のくだりは狙ってやったんだろうけど、少し寒さがあったな…
前後しますが、口噛み酒を取りに行く瀧くんが水に入るところは必死だろうから気にならなかったのですが、in三葉の状態でおばあちゃんを手助けするために水に入るところは、さすがに帰りが気持ち悪いんじゃないかと気になりました。トレッキングシューズなのかな。でも冬っぽいし寒そう。瀧くんはよくあそこで寝て死ななかったな。
彗星が割れる天体ショーの美しさに湧く人々ののんきさと、主人公達の必死さの対比がよかったです。彗星で町一つ消滅というものは衝撃的なニュースであると思うのですが、そのキーワードからすぐに思い出せない程度に風化していたのでしょうし、そのあたりがリアルだなと思いました。ニュースであの事故から何年と言われてようやくってことありますし、あったっけってことも多い。バイト先の人も糸守の人も優しくて、瀧くんの人のよさが伺えます。
三葉ちゃんがごく親しい人以外の他の人にどう思われているのか、というところがいまいちわからなかったな。何となくだけど、悪しざまに言う閉鎖的社会の象徴みたいなクラスメイトの他の子とは、積極的に関わってこなかったのかな?ブラジャーつけて寝るようになったとこは大変そうだなと思いました!
救出作戦時の秘密の悪事感とか、旅館のシーンとか、好きだなーっていうポイントが多かったです。キャラクターの心の動きよりも映像としての美しさが心に残った。よかったポイントが「なんかよかった!きれいだった!」になってしまうので、この感想あんまりいい風に言ってない気がするぞ……本当に見てよかったんですよ!
歩道橋でのすれ違いシーンは元祖「君の名は」のオマージュなのでしょうか。
もう一度時系列を整理しながら見ると楽しいと聞いたのですが、他にも見たい映画があるのでもう一回は行かないかな。地上波でやったら見たいな。畳む
タイトルを聞いても真知子巻きしか思い浮かばなかったのですが、すすめられてせっかくなので行ってきました。上映中なので一応畳みます。いい作品でした!
普段こういう系(青春っぽいアニメ映画)を観ないのですが、劇場に足を運んでよかったです。キャラクターの動きの細やかさもですが、映しだされる情景のきれいさが壮麗と言っていいほどで、大きい画面で見てよかったと思えるものでした。
カルデラっぽいので熊本かなって思ってたのですが違った。彗星の落下後だったんですね。旅に出たいなぁ。三葉の(さいしょミズハだと思ってた)故郷のどこかにありそうなところと、瀧くんの東京の「あー、あるある」なところと、どちらも楽しかったです。
久しぶりに祈るような気持ちで映画を見ました。感情移入ではなくて、キャラに肩入れというか入れ込んでいるというか、スポーツを応援する気持ちです。泣けると聞いていたのですがどこが泣きポイントかは分からなかった。
口噛み酒販売のくだりは狙ってやったんだろうけど、少し寒さがあったな…
前後しますが、口噛み酒を取りに行く瀧くんが水に入るところは必死だろうから気にならなかったのですが、in三葉の状態でおばあちゃんを手助けするために水に入るところは、さすがに帰りが気持ち悪いんじゃないかと気になりました。トレッキングシューズなのかな。でも冬っぽいし寒そう。瀧くんはよくあそこで寝て死ななかったな。
彗星が割れる天体ショーの美しさに湧く人々ののんきさと、主人公達の必死さの対比がよかったです。彗星で町一つ消滅というものは衝撃的なニュースであると思うのですが、そのキーワードからすぐに思い出せない程度に風化していたのでしょうし、そのあたりがリアルだなと思いました。ニュースであの事故から何年と言われてようやくってことありますし、あったっけってことも多い。バイト先の人も糸守の人も優しくて、瀧くんの人のよさが伺えます。
三葉ちゃんがごく親しい人以外の他の人にどう思われているのか、というところがいまいちわからなかったな。何となくだけど、悪しざまに言う閉鎖的社会の象徴みたいなクラスメイトの他の子とは、積極的に関わってこなかったのかな?ブラジャーつけて寝るようになったとこは大変そうだなと思いました!
救出作戦時の秘密の悪事感とか、旅館のシーンとか、好きだなーっていうポイントが多かったです。キャラクターの心の動きよりも映像としての美しさが心に残った。よかったポイントが「なんかよかった!きれいだった!」になってしまうので、この感想あんまりいい風に言ってない気がするぞ……本当に見てよかったんですよ!
歩道橋でのすれ違いシーンは元祖「君の名は」のオマージュなのでしょうか。
もう一度時系列を整理しながら見ると楽しいと聞いたのですが、他にも見たい映画があるのでもう一回は行かないかな。地上波でやったら見たいな。畳む
#再投稿 #映画感想 『エクス・マキナ』感想
観たのは7/20。完全ネタバレなので畳みます。
自然と人工物との調和がとても美しかったです。
スタッフロール時に展開される幾何学模様が開いたり閉じたりする映像も好きです。ああいう映像は呼び方があるのでしょうか。
何の疑問もなく箸を使っていたところに国境の薄れ(異文化が異文化でなくなっている)を感じて、建物もAIももちろんですが、そこが一番未来っぽいなと思いました。
主人公・ケイレブが抽選に当選したときにあった顔がスキャンされている効果に「あれ?変なような?」と思って、最後でそれが明かされるまでにも少しずつ出てくる不気味さ、極端に登場人物が少ない中で誰が味方なのかわからないところが、とてもよかったです。
カミソリが出てきた時は「聞いてない!聞いてないよ!?」と思いながらずっと目を背けていました。
作中に二重三重に張られた嘘が好きです。
エヴァの絵が画素らしい点の集合体でできているところがコンピューターの解析ぽくていいなと思いました。
エヴァがケイレブに好意を持っている風に見えた理由がネイサンによって明かされたとき、人間の感情や行動を解析しているAIらしい手だなぁと思うと同時に、女が使いそうな手だなとも思いました。とても人間らしい。
エヴァが腕を取り替え、肌を身につけ、とどんどんヒトっぽくなっていったとき、私はそれを主人公のためだと思っていたので、エヴァが一人で出て行ってしまったときショックでした。ネイサンに種明かしされていたのにね。
ところで停電時はロック解除されるように設定してなかったっけ。ここだけ解説探そう。畳む
観たのは7/20。完全ネタバレなので畳みます。
自然と人工物との調和がとても美しかったです。
スタッフロール時に展開される幾何学模様が開いたり閉じたりする映像も好きです。ああいう映像は呼び方があるのでしょうか。
何の疑問もなく箸を使っていたところに国境の薄れ(異文化が異文化でなくなっている)を感じて、建物もAIももちろんですが、そこが一番未来っぽいなと思いました。
主人公・ケイレブが抽選に当選したときにあった顔がスキャンされている効果に「あれ?変なような?」と思って、最後でそれが明かされるまでにも少しずつ出てくる不気味さ、極端に登場人物が少ない中で誰が味方なのかわからないところが、とてもよかったです。
カミソリが出てきた時は「聞いてない!聞いてないよ!?」と思いながらずっと目を背けていました。
作中に二重三重に張られた嘘が好きです。
エヴァの絵が画素らしい点の集合体でできているところがコンピューターの解析ぽくていいなと思いました。
エヴァがケイレブに好意を持っている風に見えた理由がネイサンによって明かされたとき、人間の感情や行動を解析しているAIらしい手だなぁと思うと同時に、女が使いそうな手だなとも思いました。とても人間らしい。
エヴァが腕を取り替え、肌を身につけ、とどんどんヒトっぽくなっていったとき、私はそれを主人公のためだと思っていたので、エヴァが一人で出て行ってしまったときショックでした。ネイサンに種明かしされていたのにね。
ところで停電時はロック解除されるように設定してなかったっけ。ここだけ解説探そう。畳む
#再投稿 #映画感想 『聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY』
長いので畳みます。
全体を通してはとってもおもしろくて、かっこよくて、大満足です!
もう一回観に行こうと思える良さ!人に「おもしろいから観て!」と言える良さでした!
つらつら細部を書いていったら不満ぽい書き方になってしまった部分もあるのですが、内容や演出の不満というより90分という時間が短すぎたゆえのものです。
これ時間あったらどのキャラも見せ場あったよね!?この不完全燃焼感は確実解消されますね!!?というさ…もっと見たかった…
というわけで。時系列順に書こうとしたけど途中で諦めた上に偏りがあります。
星矢の男子感やばい!俺キマった!という感じがひしひしする。
無意識というか無我夢中になってるところが最高にかっこいい分、普段のかっこよく振る舞おうとしてるところが可愛い!公開プロポーズ状態になってたり、ラストで沙織さん抱えながらどこ見たらわからなくなってるとことか可愛い。
そしてコミカルな表情がめっちゃ可愛い!
原作通り他の青銅は表情崩れることないなーと思ってたらアルデバランさんも結構コロコロ表情が変わる人で、金牛宮での「おっさん」「おっさんじゃない」のやりとり見てるとこの二人可愛いなぁと。BBQとか焼肉大会とかして欲しい。
LoSの瞬はギャラクシアンウォーズで女の子に手を振り返す奴だという第一印象です。
やんちゃ系ディズニープリンセスの顔してるくせにイケメンキャラ臭がすごい。キャラデザやプロモでは想像できなかった。敬語攻めキャラの貫禄がある。
氷河のフリージングコフィンやアフロディーテ戦がないから見せ場少なかったなーというのが正直なところ。「逃げたりしない」以前に引こうとする場面がなかったので、戦いを好まないという設定もLoSだけじゃ分からない気がする。
一輝もvsシャカ戦がないせいで青銅最強感が…。トレミーがきっちり白銀(=格上)だっていうアピールがあればまた違ったのかも知れないけど、兄弟共に対戦カードに恵まれなかったなと思った。一輝のバトルアクションもっと見たかったな。
氷河のダイヤモンドダスト後の「10点10点10点」と出そうな感じすごい。
クールの上滑りというか。もうあなたクールキャラじゃなくていいんじゃないですかね、みたいな。クールに足元凍らせた上を滑ったら摩擦で炎出てますね、みたいな。
バイクでのご登場とか、金牛宮でのキグナスステップとか、宝瓶宮でのオーロラエクスキューションのムーンヒーリングエスカレーション感とか、氷河さん色んなおいしい要素持ってきすぎじゃないですか。
一人でカウンター席にいるのもクール用だと思うんだけど、この子絶対素顔かわいいよなーと思わせる何かがありました。
紫龍はとことんおいしかったな。ずるいほどのおいしさだ。
プロモで脱いでたから聖衣脱がない心配はしてなかったけど、まさかずっと着っぱなしになるとは。師が天秤座なのを隠していたわけではない、と慌ててるとことか可愛いし。エンディング後のキラキラしてるとことか最高に輝いてるよ!!
vsデスマスクではデスマスクの汚ぇケツに目が釘付けになっちゃったので実はあまり覚えてなくてですね…二回目よっく見てきます。
辰巳さんはキャラデザ大幅に変わったけど性格は結構辰巳さんで嬉しかったです。
真面目お堅い執事タイプだけど、青銅に対する無茶が(笑)
お話中に沙織さんがうとうとしてそうな風に見えたんだけどどうなんだろ。
ムウさんのクリスタルウォール(一定音)がなかなかシビアで、星矢うるさいから話終わるまであっちやっとこうという我が道を行く感じが非常にムウ様だなと思いました。原作のビジュアルがめちゃくちゃ好きなのでキャラデザ発表時は実はちょっとがっかりしていて、今も気に入っているかといえばそうでもないのですが、キャラとしては好きです。アルデバランとの夫婦感が全く変わらずで安心しました。
アルデバランさんは角全部折られたらムウさんに叱られるんでしょう。
しかも星矢が壊した天井部の修繕大変だろうから建築部にも小言を言われるんじゃないかと心配です。
突然のお食事シーンはどういうことかと思いましたが、食事前に小宇宙通信でアテナ来訪を知ったけど、ムウで止まるだろうと食事の支度→さあ食べようというところで再び受信したけどご飯食べたいから食べ始めちゃったとかなんでしょうか。跳ね上げた食事を全部その通りに地面に落とせるのは実力の現れ+食への慈しみだと思います。
双児宮がきれいに飛ばされてあれってなった。
その後、処女宮以降も飛び飛びでこれが時短か。
巨蟹宮が予想以上にエレクトリカルパレードだった。風船で下りてくるとかどういうことだよ。PVで出てた両手広げたデスの背後で爆発ドーンが技の発動によるものではなくただの演出でしかなくて笑った。テーマパークのショーだよ!?
巨蟹宮で死んだ者の顔が出てるのならデスマスクはちゃんと仕事してた分もあるんじゃないかと思うけど、日頃の行いが悪そうだしどう見ても悪役なので仕方ないね。一緒に観に行った友人も「くさそう。山賊ぽい」と言ってたので臭いんだろうなと思います。Blu-rayではパンツが消えるはずなので予約しようと思います。
アイオリアかっこいい!知ってたけどかっこいい!!
戦闘時の光速と非戦闘時のゆったりした動きの差がかっこいい。しかも圧倒的に強い。
洗脳だ触手だ迫害だと公式エロ要員なアイオリアが、ここに来てさらに口腔から野太いモノを突き込まれての嘔吐きボイスなんつー展開がくるとはね!LoS公開前は全く思ってませんでしたね!ありがとうございます!
そしてシャカリアありがとうございます!ありがとうございます!!
ああこれ千日戦争は端折られてるなーと思ったらまさかシャカが止めに現れるとは。
目の前で人が死ななきゃ解けない幻朧魔皇拳を解除するのはどうやったんですか?必殺技が天魔降伏なのに開眼したということは、解放した小宇宙でもって洗脳済みの精神から元の部分を引きずり出せるだけの衝撃を与えたってことですか?人馬宮に来るまでに時間ありましたよね?あの間何をしていたんですか?BDに特別編は収録されますか?
友人が口ピアス開けてるとピアス取ってるとき飲み物とかスープとか出ると聞いたと言ってたので、ストローで飲んでるアイオリアかわいいと思います。
シャカリア抜きにしてシャカの闘ってるところもっと見たかった。魔法陣とかああいうの大好きなので、あの技の出し方すごくいい!アイオリアのとこに入れちゃったから語れる部分が…。シャカの中で一番話が通じるシャカな気がします。
人馬宮はパドックぽい感じがした。
シュラが案外おしゃべりというか軽いノリで驚いた。でも好きです。好戦的というのを戦闘中静かに高揚して口元笑ってしまうタイプだと思っていたのですが、強い奴と闘うのは楽しいと前面に押し出せる系の人っぽい?
ミロは原作を考えなければ強い女戦士って感じでめっちゃ好き!でも女性の聖闘士の仮面の掟なんかを考えると、発言に結構女感あるからキツいなと思ってしまうので、全くの別物だと考えるのがやはりいいなと思いました。そしてシュラミロだなぁと。あいつら付き合ってるんだろうな。
サガがアイオロス討伐参加というのが驚いたけど、考えてみると自然な流れかもしれない。力が同等ということになってる黄金聖闘士を一人倒すのなら二人以上で行かなければ確実性がない。逆賊の討伐であるのなら卑怯とかそういうのを言ってる場合じゃない。そうすると、シュラはサガとロス二人とも手に掛けたということになるんだけど、あんまり気にしていなさそうな。でも覚えていたということからすると、ふっきれた軽いノリの人になるまで紆余曲折あったのかな。
アフロディーテの件は本当に…本当に…
最後の黄金共闘はよかったなー。見たいけど見られないもの、というイメージが強かったので、今回(勢揃いではないにしろ)見られてよかった!
巨大化サガは下半身ヘビっぽかったのでテュポーンモチーフだと思っていたのですが、パンフを見るとケルベロスだそうで。何か意味があるのかな。畳む
長いので畳みます。
全体を通してはとってもおもしろくて、かっこよくて、大満足です!
もう一回観に行こうと思える良さ!人に「おもしろいから観て!」と言える良さでした!
つらつら細部を書いていったら不満ぽい書き方になってしまった部分もあるのですが、内容や演出の不満というより90分という時間が短すぎたゆえのものです。
これ時間あったらどのキャラも見せ場あったよね!?この不完全燃焼感は確実解消されますね!!?というさ…もっと見たかった…
というわけで。時系列順に書こうとしたけど途中で諦めた上に偏りがあります。
星矢の男子感やばい!俺キマった!という感じがひしひしする。
無意識というか無我夢中になってるところが最高にかっこいい分、普段のかっこよく振る舞おうとしてるところが可愛い!公開プロポーズ状態になってたり、ラストで沙織さん抱えながらどこ見たらわからなくなってるとことか可愛い。
そしてコミカルな表情がめっちゃ可愛い!
原作通り他の青銅は表情崩れることないなーと思ってたらアルデバランさんも結構コロコロ表情が変わる人で、金牛宮での「おっさん」「おっさんじゃない」のやりとり見てるとこの二人可愛いなぁと。BBQとか焼肉大会とかして欲しい。
LoSの瞬はギャラクシアンウォーズで女の子に手を振り返す奴だという第一印象です。
やんちゃ系ディズニープリンセスの顔してるくせにイケメンキャラ臭がすごい。キャラデザやプロモでは想像できなかった。敬語攻めキャラの貫禄がある。
氷河のフリージングコフィンやアフロディーテ戦がないから見せ場少なかったなーというのが正直なところ。「逃げたりしない」以前に引こうとする場面がなかったので、戦いを好まないという設定もLoSだけじゃ分からない気がする。
一輝もvsシャカ戦がないせいで青銅最強感が…。トレミーがきっちり白銀(=格上)だっていうアピールがあればまた違ったのかも知れないけど、兄弟共に対戦カードに恵まれなかったなと思った。一輝のバトルアクションもっと見たかったな。
氷河のダイヤモンドダスト後の「10点10点10点」と出そうな感じすごい。
クールの上滑りというか。もうあなたクールキャラじゃなくていいんじゃないですかね、みたいな。クールに足元凍らせた上を滑ったら摩擦で炎出てますね、みたいな。
バイクでのご登場とか、金牛宮でのキグナスステップとか、宝瓶宮でのオーロラエクスキューションのムーンヒーリングエスカレーション感とか、氷河さん色んなおいしい要素持ってきすぎじゃないですか。
一人でカウンター席にいるのもクール用だと思うんだけど、この子絶対素顔かわいいよなーと思わせる何かがありました。
紫龍はとことんおいしかったな。ずるいほどのおいしさだ。
プロモで脱いでたから聖衣脱がない心配はしてなかったけど、まさかずっと着っぱなしになるとは。師が天秤座なのを隠していたわけではない、と慌ててるとことか可愛いし。エンディング後のキラキラしてるとことか最高に輝いてるよ!!
vsデスマスクではデスマスクの汚ぇケツに目が釘付けになっちゃったので実はあまり覚えてなくてですね…二回目よっく見てきます。
辰巳さんはキャラデザ大幅に変わったけど性格は結構辰巳さんで嬉しかったです。
真面目お堅い執事タイプだけど、青銅に対する無茶が(笑)
お話中に沙織さんがうとうとしてそうな風に見えたんだけどどうなんだろ。
ムウさんのクリスタルウォール(一定音)がなかなかシビアで、星矢うるさいから話終わるまであっちやっとこうという我が道を行く感じが非常にムウ様だなと思いました。原作のビジュアルがめちゃくちゃ好きなのでキャラデザ発表時は実はちょっとがっかりしていて、今も気に入っているかといえばそうでもないのですが、キャラとしては好きです。アルデバランとの夫婦感が全く変わらずで安心しました。
アルデバランさんは角全部折られたらムウさんに叱られるんでしょう。
しかも星矢が壊した天井部の修繕大変だろうから建築部にも小言を言われるんじゃないかと心配です。
突然のお食事シーンはどういうことかと思いましたが、食事前に小宇宙通信でアテナ来訪を知ったけど、ムウで止まるだろうと食事の支度→さあ食べようというところで再び受信したけどご飯食べたいから食べ始めちゃったとかなんでしょうか。跳ね上げた食事を全部その通りに地面に落とせるのは実力の現れ+食への慈しみだと思います。
双児宮がきれいに飛ばされてあれってなった。
その後、処女宮以降も飛び飛びでこれが時短か。
巨蟹宮が予想以上にエレクトリカルパレードだった。風船で下りてくるとかどういうことだよ。PVで出てた両手広げたデスの背後で爆発ドーンが技の発動によるものではなくただの演出でしかなくて笑った。テーマパークのショーだよ!?
巨蟹宮で死んだ者の顔が出てるのならデスマスクはちゃんと仕事してた分もあるんじゃないかと思うけど、日頃の行いが悪そうだしどう見ても悪役なので仕方ないね。一緒に観に行った友人も「くさそう。山賊ぽい」と言ってたので臭いんだろうなと思います。Blu-rayではパンツが消えるはずなので予約しようと思います。
アイオリアかっこいい!知ってたけどかっこいい!!
戦闘時の光速と非戦闘時のゆったりした動きの差がかっこいい。しかも圧倒的に強い。
洗脳だ触手だ迫害だと公式エロ要員なアイオリアが、ここに来てさらに口腔から野太いモノを突き込まれての嘔吐きボイスなんつー展開がくるとはね!LoS公開前は全く思ってませんでしたね!ありがとうございます!
そしてシャカリアありがとうございます!ありがとうございます!!
ああこれ千日戦争は端折られてるなーと思ったらまさかシャカが止めに現れるとは。
目の前で人が死ななきゃ解けない幻朧魔皇拳を解除するのはどうやったんですか?必殺技が天魔降伏なのに開眼したということは、解放した小宇宙でもって洗脳済みの精神から元の部分を引きずり出せるだけの衝撃を与えたってことですか?人馬宮に来るまでに時間ありましたよね?あの間何をしていたんですか?BDに特別編は収録されますか?
友人が口ピアス開けてるとピアス取ってるとき飲み物とかスープとか出ると聞いたと言ってたので、ストローで飲んでるアイオリアかわいいと思います。
シャカリア抜きにしてシャカの闘ってるところもっと見たかった。魔法陣とかああいうの大好きなので、あの技の出し方すごくいい!アイオリアのとこに入れちゃったから語れる部分が…。シャカの中で一番話が通じるシャカな気がします。
人馬宮はパドックぽい感じがした。
シュラが案外おしゃべりというか軽いノリで驚いた。でも好きです。好戦的というのを戦闘中静かに高揚して口元笑ってしまうタイプだと思っていたのですが、強い奴と闘うのは楽しいと前面に押し出せる系の人っぽい?
ミロは原作を考えなければ強い女戦士って感じでめっちゃ好き!でも女性の聖闘士の仮面の掟なんかを考えると、発言に結構女感あるからキツいなと思ってしまうので、全くの別物だと考えるのがやはりいいなと思いました。そしてシュラミロだなぁと。あいつら付き合ってるんだろうな。
サガがアイオロス討伐参加というのが驚いたけど、考えてみると自然な流れかもしれない。力が同等ということになってる黄金聖闘士を一人倒すのなら二人以上で行かなければ確実性がない。逆賊の討伐であるのなら卑怯とかそういうのを言ってる場合じゃない。そうすると、シュラはサガとロス二人とも手に掛けたということになるんだけど、あんまり気にしていなさそうな。でも覚えていたということからすると、ふっきれた軽いノリの人になるまで紆余曲折あったのかな。
アフロディーテの件は本当に…本当に…
最後の黄金共闘はよかったなー。見たいけど見られないもの、というイメージが強かったので、今回(勢揃いではないにしろ)見られてよかった!
巨大化サガは下半身ヘビっぽかったのでテュポーンモチーフだと思っていたのですが、パンフを見るとケルベロスだそうで。何か意味があるのかな。畳む
上映前の予告で気になったので観てきました。仕事中に飲酒することはポジティブな効果を得られるのかという心理学の一説を、中年の教師たちが自分の体で検証する映画です。100%コメディだと思って行ったらそんなことはなかった。いい作品でした。
結末までのネタバレを多分に含みます。
象徴的に美しい景色も汚い景色もなく、登場人物の日常を追っているような映画でした。作中で音楽がかかるシーンくらいしかBGMが流れないところが好きです。スウェーデン映画の『ギルティ』(どうやら感想を書いていないらしい。こちらもいい作品でしたが、自宅で観ると雑音が気になるかも)を観たときにも思いましたが、北欧の人の家の照明は私には暗い。なのでラストの登場人物の受け持ち生徒が卒業パレードをするシーンでの、日差しの下にある町や生徒たちの笑顔がとても明るく見え、希望に満ちた未来を感じるなーと思いました。
中盤(終盤かも)の強いお酒でカクテルのようなものを作って飲んでいくハチャメチャなシーンが好きです。楽しい。おつかいを頼まれた新鮮なタラを捕るべく、ベロベロになった状態で港で釣りをするシーンも好き。あとマーティンと家族の普段はそこまで会話がないけれど、行事(非日常)のときは団らんできているところや、飲酒によって打ち解けたようでいて一時的なものにすぎなかったところもいいなと思いました。マーティンの酔った勢いの言いがかりが言いがかりじゃなかったのは驚いた。
映画で見られた範囲では、生徒たちがみんな上手く行ったらしいところがとてもよかったです。飲酒によってマーティンが自信ありげにする授業も冒頭の棒読み授業よりずっと楽しかった。範囲を終えられてよかった。飲酒=悪の構図にならなくてよかった。子どもたちには明るい未来があってほしい。生徒が教室に揃っているシーンは人種の多様性がありました。あれがデンマークの今の教室なのかな。
トミーは校内での飲酒がバレたことで職を解かれたのでしょうか。実験に参加した誰もが一時深酒をするようになって、それでも飲まないようにするようにできたのに、彼だけお酒を辞められなかったのは、人との繋がりを求めながらも得られなかった孤独によるものが大きい、という描かれ方のように感じました。コーチをしていたサッカークラブの少年たちが葬儀に現れ、気にかけていたメガネ坊の成長も見られたことで報いはあったと思いますが、マーティンは家族との再構築、ニコライも家庭は継続、ピーターも彼女ができそうな中、トミーだけ老犬(近いうちに来る別れ)の世話をしている。船を漕ぎ出すという一見前向きに見える描写のあとでの自殺。寂しいなぁ。
ラストが明るいからスッキリ終わった印象が強いけれど、終わってみるとトミーのことを考えてしまう。畳む