うな
2026/03/21 17:04
緑茶とカブトガニとうんこが好き。今のハマっているものの話と旅行の話がメインのはず。居酒屋メニューが好きなんだけど、お酒を飲まないから旅先のご飯は定食屋さんになりがち。
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私はバレエに関する知識がほとんどありません。過去に一度だけ観たバレエと、最近読んだ書籍『崖っぷちの老舗バレエ団に密着取材したらヤバかった』くらいです。もちろんジョン・クランコも知りません。
けれども練習風景や本番の風景がたくさん見られたし、衣裳デザイン賞を受賞したという衣装も素敵でよかったです。爪先で踊るものにもチュチュ以外の衣装があるんだ。バレエの舞台は2000円じゃ観られないし、色んな角度から観ることもできません。オネーギンを演じている場面の息遣いが聞こえるところが、特に映画ならではを感じられて好きです。マルシアが最後までずっと大切にされていて、彼女もクランコ含め周りの人を大切にしているところもよかったです。
私は何もかも言葉で捉えるけれど、本作品は作中に出る言葉の通りに「言葉にできないもの」がバレエとして描かれていました。体の全てに神経が通っていて、感情も含まれていて素敵でした。
クランコが恋人と別れたシーンですらバレエが挟まっていて、観客として分かりやすさがある一方で、こんなときでも振り付けを見てしまうところを悲しく感じました。クランコは自分の哀しみに少し距離があるように思います。
時代として同性愛者に対する差別が正当なものとして行われる中で、クランコのもとで働く男性たちが共に過ごす空間を得られたことは安らぎだったろうと思いました。マルシアについて知りたくてWikipediaを見たところ、マルシアもドイツ語が分からなかったらしく、作中でのクランコからの肉体接触の多さはそこの表現でもあったのか…?と思いました。
今更ながらホームページを見たところ、実際のシュツットガルト・バレエ団の方々が踊っていらっしゃるそうです。まるで重さがないような、本職の方が踊っているとしか思えないシーンの数々に納得です。スタッフロールで楽器と演奏者がずらりと並んでいて、珍しいと感じたのですが、こちらも現地の楽団とのこと。納得その2です。
どこかのタイミングでもう一度、劇場にバレエを観に行きたいです。
現ジャンルに絡めた感想失礼します。
うろ覚えの台詞ですが「罵倒じゃなければ称賛」というの、シライがゴローにされる評価について思ってたらいいな、と思いました。畳む