雑記帳

日記とか備忘録とかそういうの

#買い物 #着物 足袋の中で足が滑る気がするので大阪・玉造にある「ゑびす足袋」のアンテナショップに足のサイズを測ってもらいに行きました。
計測後、私の足のサイズに合うという足袋を試着させてもらいましたら……ものすっごい足がほっそり見える!小町娘の足みたい!これはすごい!
即決で買いました。通年用と冬用と、濃紺の色足袋です。試しに一足だけにすりゃあいいのにこういうことをしてしまう。

サイズとしては細型に分類される「うめ」の23cmでした。「かえで」も候補に上がったのですが、こちらは右足が少し窮屈なのでやめました。
元から足幅が平均より細いと言えばそうなんですけど、冒頭の感動は本当なんですよ。普段履いてる足袋だとそうは見えないんですよ。23.5を履いてるからかもしれないけど、母から譲られた23だと指の股が痛いんですよね。縮んだのかな。

アンテナショップは平日のみの営業なのですが、催事の出展だと休日もやっていらっしゃるし大阪以外にも行かれるみたいなので足袋でお悩みの方がいらっしゃいましたら是非に。
#ただの日記 #着物 土曜日に中之島美術館に行きがてら、同館のイベントスペースでやっていた「きものやまと」の展示会に行きました。なんせ前回のが楽しかったし、前売り券を買ってる展覧会「女性画家たちの大阪」の後期展示に行くという予定のついでなので。

でもよくなかったんですよ…購入を断るのに苦労しました…。前に楽しかったって書いちゃったので、それ見てどなたか足を運ばれて気の毒なことになったら嫌なので、反省だか愚痴だか分からん日記を折りたたんでおきます。

前回買ったのがまだ仕立て上がっておらず、まずは今手元にある着物を自分のサイズに直していく方向で考えているので、今回は買わないつもりでした。もちろん買わずに帰ってきたんですが、押しがめっちゃ強くて疲れました。買わないとここまでぐいぐい来られるんだ…次誘われてもやめとこかな…と思っている次第です。
分割ならいくらになると電卓叩いて見せてくれるんですけど、ホイホイ買える金額じゃないし、分割できるとかボーナス払いでとか、総額変わらんむしろ手数料で増えるでしょうに、計算ができないと思われてるのか…?と閉口しました。
日頃のお付き合いのある店員さん相手だから変な断り方はしたくなくて、どうにかこうにか諦めてもらったんですが、本当に疲れました。イベント時だけのヘルプの嘱託さんの押し方が強くて、いつもの店員さんはよいしょ係って感じだったんですが、これが役割分担なのかどうか判断つかないところが疲労が増えてる原因な気がする。そりゃあ向こうも仕事だから「気軽に遊びに来てください」は誘い文句だろうけど、露骨に金を引き出そうとされるとびっくりしてしまう。
展示品じゃない普段着としての着物は見たいし、似合う着物を見繕っていただけたり、反物を作るのにどんな技法があると聞くのは楽しいけれど、もう当分行く元気がありません。畳む


着て行ったのは紅型の青地の小紋に赤い青海波の名古屋帯という、文字で見ると赤いのか青いのか分からない着物でした。上に道行を着ていたけど風が吹くと寒かったです。
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「女性画家たちの大阪」展はとてもよかったです。前期展示をTwitterでお世話になっているサトルさんが大阪にいらしたときに一緒に見たので、妖怪の絵巻物が展示されているコーナーで(サトルさんがこれならギリ勝てるって言ってたやつだ…)と思い出して一人で笑っていました。図録も絵のサイズが小さいことが不満ながら、もう出ない絵もあるかもしれないので買いました。アップで見たい島成園「西鶴のおまん」はイラストカードも購入。
1月にやったサトルさんとの初オフ会は、お昼ごはんの時にめっちゃ真剣にお酒を選んでたのが特におもしろかったです。地図完璧に読めるし方向感覚もしっかりしてるのに電車の乗り換えだめなん何なんだろうな。近代文明があかんのかな。でも写真お上手なんだよな。中之島を散策するほか、小学校の課外授業で風邪ひいて行けなかったピースおおさかにも行けて、有意義さもある素敵な時間を過ごせました。
#着物 振袖を訪問着に仕立て直したために、振袖用の長襦袢が余ってしまいました。忘れてたんですよ、存在を。絹の長襦袢を洗濯機に入れて縮ませてしまったこともあり、いい機会なので振袖とは別のところに頼んでみることにしました。
頼んだのはやまとに仕立て直しを依頼した後で価格が本当に適正だったのかと調べている際に知った「着物お仕立て&お直し.com」です。価格表があるのがありがたい!本当にありがたい!
やまとは悉皆屋さんが来るキャペーンだったこともあり、発注するかどうかを見積もり聞いたその場で決めないといけなかったんですよね。いつでも好きなときに、考える時間をちゃんと取った上でお願いできるところを作っておきたい。

同じ大阪市内なこともありアポ取りしてお店(作業場)にお邪魔させていただきました。店主の西澤さんは気さくで親切な方でした。仕事をお願いする上で相手を好きになれるというのは大切なことです。よかったです。
しっかりご説明をいただいて、その場で長襦袢をお渡しして、支払いは後日引き取りの際に現金渡しということになりました。実は規定の送料1000円より自分で行く交通費の方が安くですね…再びお邪魔して構わないとのことなので、甘えさせていただきました。やまとに出した振袖も西澤さんのとこならもっと安くできたそうで、後悔しました。まじで高かったからな。
話の中で「(西澤さんのところで)仕立てた着物は胸を潰さなくても着やすいと言っていただけてる」とおっしゃっていて、和装ブラを「Put on キモノブラ」に替えるまで衿元が怪しかった私は、そんなことが可能なのかと仕立て上がりを楽しみにしています。ちなみに前述の和装ブラ、着姿は満点だけど胸下のレースが非常にかゆいです。

…と、ここまでが1月頭の話です。
最近になって「今単衣を出したら5月くらいには仕上がるかも」と思い始めました。次を頼むのは長襦袢の出来上がりを見てからにするつもりだったのですが、西澤さんは一級和裁技能士として長く仕事なさってる(ホームページ記載の経歴参照)から間違いないだろうし、サイズが合った着物を無理なく着たいし、今出しても後で出しても総額変わらないし…と考え出すと止まらない。
結局追加で3枚洗い張りと仕立て直しをお願いしました。めでたいことにお仕事がお忙しいそうで、受注の一旦停止をお考えだったそうなのですが、5月納期なら大丈夫と引き受けてくださいました。来客対応でお時間を取らせるのも心苦しいし、私も今月連休が二回あるために仕事の調整が難しいので、今度は大人しくゆうパックで送りました。
#着物 9月に書いた振袖から訪問着への仕立直しが終わりました。仕立て直しに出した時の記事はこちら

第一印象は「派手だな」です。
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ちなみに元はこんな色でした。
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色がかわいいのが恥ずかしくて成人式はスーツで行ったので、職場の賀詞交換会用に着たときの写真です。着付けしてもらった美容室で撮った写真しかなくて、今になって写真屋さんで撮っとけばよかったと思っています。

■引っかかってる点
・手触りが少し悪くなった
前はとろっとした手触りで頬ずりしたいくらいだったのですが、染め直しで生地が傷んだのか夢見心地度が減りました。

・訪問着! という感じではない
これは元の柄行のせいなので仕方ない。やまとの店員さんから「小紋としても着られますよ」と恐らく気軽に着られて使いやすいという意味のお言葉をいただいたのですが、友達の結婚式などに着ていくのはまずいのかもと受け取ってしまい不安になっている。

■気に入っている点
・振袖じゃなくなった
何より大切なポイント。帯の選択肢も増える。元のゆめかわな配色だと袖を詰めただけでは着なかったので染め直してよかったです。

・自分のサイズになった
持っている着物はすべて自分より小柄な祖母や母のものなので、いつも袖が短いんですよ。袖が足りてる! やったー!

・派手
引っ掛かりとして訪問着らしさの不足を挙げましたが、派手なのは派手なので好きです。締める帯によって「華やか」も「押しが強い」もできそう。

■総評
やってよかったです!
着て行くところがないとか、柄伏せ時の糊が飛んだのかよく見ると染まっていないところがあるとかあるけど、振袖のまま寝かしていても…という悩みが解消されてすっきりしました。振袖と違って自分で着られますしね。
でも染め替えはもうやらないかな。仕立直すだけよりも余分にお金がかかるし、手触りが悪くなるし。
持っている着物は上方の娘さんて感じのふんわりした色が多くて、江戸風の(いき)な色使いに憧れがあるのですが、もっと年を取ったら若い頃にかわいい色を着ておけばよかったと思うと思うので、今ある色を楽しむことにします。畳む
#着物 #ただの日記 普段ワンタッチ帯を作ってもらったり小物を買ったりしている「きものやまと」の展示会に行ってきました。展示会という名前だけど販売会ですね。今回のテーマは結城紬で、他にはコーディネート用品として米沢織の帯や博多織、帯締め帯揚げなんかの小物もありました。
以前から何度かお誘いいただいていたのですが、着物はたくさんあるし、見たらきっとほしくなるし、とお断りしていたんですね。あと絶対高いし。安いのもあるんだろうけど、欲しいものって大抵高くて、流石私お目が高いってなるからさぁ。普段洋服で過ごしてて着物は月に1度着るか着ないか、2度も着れば大快挙な状態だから、着物にそんなにお金を掛けられない。

でも買っちゃったんですよね…
まず自宅に送られてきた展示会の案内の写真がすごくよかったんですよ。着物姿の若い女性が古民家の居間でお茶を飲んでいる写真で、足を崩して座っていたんですよ。これがびしっと正座してたのなら自分向きじゃないと判断して不参加だったと思います。
子供の卒業式入学式とは無縁だし、お茶やお花はやってないし、園遊会に呼ばれる予定もない。メイン用途は落語、たまに美術館。なので写真から感じられた「普段着」という雰囲気をとても魅力的に感じました。

展示会というものに行くのが初めてだったので新鮮な気持ちのうちにレポを。展示会について調べたら怖い口コミが多かったので、ご参考になればと思います。

#追記 2024/2/5
この回が楽しかったものだから別の機会に再び行って、購入を断るのに難儀しました。心が傷ついた感じすらする。皆様の安全のために「買わない時は面倒!疲れる!」と追記しておきます。

私、普段お世話になっている店員さんが展示会にいらっしゃることを知らなかったんですよ。案内のはがきに添えられた担当さんのメッセージを読むまで、全然知らない人と話すのだと思っていました。残念なことに私の担当さんはインフルエンザでお休みだったんですけどね…

入り口でお出迎えを受けた後、なんと普段お世話になっているお店の店員さんが一緒に来てくださる。人によってはこれがしんどいかもしれませんが、私は勧めてもらわないと気兼ねして手に取れない性質なので助かりました。普段のお店の店員さん3人、ヘルプでいらした退職したベテランさん1人の計4人で、これが噂に聞く「囲まれて帰れない」か? と最初ビビりましたがそんなことはありませんでした。私は人に構われると嬉しくなるし、幼児並みに付きっきりで面倒をみてもらえるのでふにゃふにゃになりました。私の行きつけのお店は女性スタッフしかいないのですが、他店は男性も多いそうです。

全て手織りのお高い本場結城紬の反物の中から「どれがお好きですか?」と聞かれて、素敵だと思ったものを着ているように巻いて、帯も帯揚げもつけて着ている風に見せてくださいました。
お値段は200万円だったのでとても買えないのですが、我ながら似合っていたので大富豪なら欲しかったです。
そして写真撮りたいけど流石に図々しいよなと思ってたら「写真撮りましょう!」と店員さんが写真を撮ってくださいました。そんなことしていいの?!と驚きましたが、すごく嬉しかったです。

次にもう少し手頃な価格の反物(石下結城紬)のコーナーに行き、ずらりと並んだ中から好きなものを探させてくださりました。巻かれてある反物を店員さんがするすると広げられるものだから、簡単に広げられると思っていたのですが、私がやるとえっちらおっちらでちっとも開かない。何事も技術というものがあるのだと思いました。
あまりにもたくさんあるので目移りしてしまい選べなくなくなっているのを、店員さんが2人(付きっきりが1人であとは増減する)入れ代わり立ち代わりこれが似合いそうとピックアップして、どちらが好きかと聞いてくださいました。反物の数が多いこともですが、色味の違いが微細で、巻いた状態だから余計に分からないんです。好みの黄色があったから真っ先にそれは確保したんですけど。
私の好みが徐々に絞れてきて「こっちだと思った」と当てっこみたいになって楽しかったです。帯揚げを持ってきてくださる時も複数持ってきては「やっぱり!」と嬉しそうにしてくださって、私も嬉しかったです。

で、買っちゃったんですよね。
あまりにも似合ってたし、鏡を見たら自分とは思えないほど上品な雰囲気が出ていたんですよ。これを着て落語に行きたい欲が高まりすぎた。値段聞いたら仕立て代込みの45万円。ははあ、なるほど。へぇ…45万か…出したことない金額だな…
ちょっと考えますと言ったら椅子を出してきてくださり、鏡の前で座って検討タイム。反物返さなくていいんだ、と思ったけど、一回脱ぐと正気に返るからかな。ずっと着たままでした。その間も羽織用の反物やらショールやら鞄やら草履やらを持ってきてくださる。

いらないものだったら断れるんですよ。
欲しいんですよ。
買うか我慢するかの二択なんですよ。
だめでしたね。

でね、着物だから帯も巻いてるわけじゃないですか。その帯も良いわけですよ。家にある帯も合うものはあるでしょうけど、似たようなデザインでより安価なものを探しても見つからないのが世の常だし、一度完成形を見ちゃったからこの先ずっとあの帯よかったなぁと思い続けるのが分かってるんですよ。値段聞いたら20万。もうよく分からない。帰りにミンサー帯(5万弱)を見るつもりで持ってきていた「合う帯を持ってないから着られない着物」を引っ張り出す。見事に合う。
買いましたね。他にも合うならいいかなって。

この際だと思って、着物屋さんは正札の値段から値切れるという噂とか、販売ノルマはあるのかとか、そういうことについて聞いてみました。
そしたらやまとはバーコード管理だから値引きできないし、値引き代わりに小物を付ける等したら店長のクビが飛ぶとのご回答。答えてくださった方は「私は値切るのが苦手だから、買う人によって値段が違うというのがすごく嫌」と言ってらして、私も大阪人のくせに家電などを値切れないので、深く共感しました。
最初に書いた通り、普段の担当さんがインフルエンザでお休みで、別な方が案内してくださったのですが、購入が決まった時に失礼を承知で担当さんの販売ノルマとかは大丈夫かと聞いたところ、ノルマはないとお答えがありました。もちろん販売金額による評価はあるのでしょうけど。今回の売上もちゃんと私の担当さんに付くそうです。別な機会に逆の立場になることもあるから店舗全体でがんばろうという方針だそうです。
ちなみに全員に案内してることなんですが、という前置きをした上で、着物と帯を同時購入したら2万円値引きできると値引きしてもらいました。あと仕立てを袷から単衣に変更したので45万から42万7千300円に下がりました。温暖化で暑い日が多いから長く着られる方がいいかなと。

袷衣を単衣仕立てに変更したから明細がついてきて

【内訳】
 生地代:363,000円
 産地湯通し:8,000円
 衿裏生地:2,000円
 居敷当て:5,000円
 仕立て代:37,800円
 はじく加工:11,500円

でした。

いやー…ね。怖いですね。噂に聞くような怖いことは起きなかったけど、自分の物欲がね。

結城紬は洗えば洗うほど、着れば着るほど柔らかくなるそうです。旅館の女将さんが自分の結城紬を女中さんに寝巻きにしてと頼んだ話を聞いたことがある、とヘルプの店員さんが言ってらっしゃいました。禪院家で女中奉公してるときに真希真依ママにそういうの言われたいな。あと結城紬の着物を仕立てたはいいが、暑くて着ないから人にやる甚壱とかも見たい。畳む
#買い物 #着物 祖母が仕立てた母の振袖があるのですが、私は独身とはいえ35歳なので振袖はもう着ないし、振袖を着るような用事もない。でも色が可愛すぎてただ袖を短くするだけじゃ早晩着なくなりそう。

というわけで訪問着に仕立て直すことにしました。総額296,000円(税抜)です!

【内訳】
 解き洗い 15,000円
 柄伏せ染め替え 200,000円
 八掛(染め) 15,000円
 胴裏(新調) 14,000円
 撥水加工 11,000円
 手縫い仕立て直し 41,000円

染め替えの値段がやたら高いんですけど、着物に刺繍が入っているため裏面からも色が染み込まないようにしないといけないから工程が倍=お高くなるそうです。ここの相場感が分からなくて妥当かどうか判断しかねる…

きものやまと」の悉皆屋さんが店頭に来る相談会でお願いしました。職場の先輩からいただいた帯がきものやまとのもので、先輩が買ってるってことはそう悪い店じゃないんだろう……と行ったのが訪店のきっかけです。着物を買ったことはなくて、手持ちの帯を作り帯にしてもらうのが二回、半幅帯を買ったのが一回、帯揚げと足袋を買ったのが一回。他の着物屋さんを知らないので比べようがないのですが、担当さんは話してて楽しいし、洋服屋さんに比べると押しの強さは感じるものの、そんなに悪いお店じゃないと思います。少なくとも呉服屋あるあるとして噂に聞く「大勢の店員に囲まれて買うまで帰れなかった」というのは一度もありません。
仕立て直しについては行く前と行った後に値段を調べてみたけど、間にやまとを挟むことも含めてこんなもんぽいなと納得はしてます。染め替え部分は何も分からん…人件費と技術料だからな…。私が子供の頃は近所の商店街にも洗い張り屋さんがあったんですが、とうに廃業されていて、やまとのを保留してGoogleMapの口コミ頼りに相見積取る元気がありません。というか催事だから翌日までに返事くれって言われててですね。

仕事にも生活にも必要のない遊びの買い物で、預金残高的な意味で言えば出せるけど、服一枚の値段じゃない。日割りできるほどの頻度でも着ない。でもいくら母がいいと言ってても振袖を捨てる勇気がないことは分かってて、じゃあやっちゃうか!人生あと40年くらいあるしな!と思い切りました。ローンが嫌いなので貯金から出します。
いやー、高かったな!こうなったら仕上がってくる訪問着がめちゃくちゃ気に入る出来であってほしい!最高に似合う着物であってくれ!でも訪問着ってどこに着ていくんだ?落語しか行かないのに??訪問?どこを訪問するんだ?友達んちか?もしかして…カブトガニ博物館!?
#その他感想 #ただの日記 昨日は桂文珍独演会に行っていました。おもしろかったです。文珍さんの枕で自分のネタで笑ってしまうときの声の高さがかわいくて好きだな。昨年観に行った母から女道楽の内海英華さんの三味線のすばらしさを聞いていたのですが、本当にすごい!9/9に心斎橋のパルコでやられるの観に行こうかと迷い中です。同日夜の桂雀三郎・雀太親子会も行きたいんですよ。
文五郎さんも柳家花緑さんもおもしろくて、いい会でした。花緑さんの「千両みかん」はじめて聞く話だったんですが、寝付いてる若旦那が話すシーンがゆっくりすぎてつまらなくて、私はゆっくりしたやつだめかも。若旦那がいないとこは好き。演目忘れたけど浅草で聞いたのんびりとせっかちが会話する話ものんびりパートがほんとだめで…。祇園囃子にいらいらするくらい急いでるんですよ私は。後でYouTube探して別の人のを聞いてみます。
大阪に住んでるくせになんばグランド花月の中に入ったことがなくて、今回初めて入ったんですけど、芸人さんのグッズがいっぱい売ってて何か買いたすぎて、好きな芸人がいたらよかったのにって思いました。

今回生まれて初めてかに道楽に行きました。かにというものを普段食べないし、子供の頃に出た臭いかにすきの記憶があるから「これがかにかぁ!」という感想で、料理の美味しさはあるけど素材はかにじゃなくてもいいと思いました。私はね。かに道楽が悪いんじゃないよ。

#着物 先日買った浴衣、うまいこと着られました!持ってる帯締めが合ってよかったです。ちぢみだから肌にくっつく感じはないけど暑いのは暑い。元からしわしわだから洗濯機で洗ってもしわが気にならないのは最高。
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#買い物 #着物 浴衣を買いました!
甚壱に着せる浴衣を考えて近江ちぢみを調べているうちに欲しくなってしまい、見るだけだからと百貨店の特設浴衣コーナーに行き、せっかくだから試着させてもらい、そしたら川の流れだと思ってたのが魚の集まりで…つい…ただの川だったら我慢できた。魚だから耐えられなかった。
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後付けの理由ですがエッシャーぽさも少しあると思います。エッシャー好き。絵の中に入って上ったり降りたりしたい。前に美術展でそういう動画撮れて楽しかったです。
浴衣は母のを着たり人から譲っていただいたのを着たりだったので、自分で買うのは初めてです。というか着物の着物部分を買うのが初めて!これがそのうち自分のサイズで仕立てたいとかになるんだ。怖い怖い。

エリザベス・キースの「藍と白」という絵が好きなので、前に買った青いミンサー帯を合わせて涼しげに着たいなぁと思っています。他に合う帯を持っていないとも言う。お店で薦めていただいた赤の帯を合わせるのもかわいかったし、黄色でもかわいいだろうなと思う。でも毎回帯まで買ってたらいくらお金があっても足りませんからね。もし買うとしても古着屋さんで見よう。
#着物 今さらながら長谷寺に行った時の着物を撮りました。木綿の単衣で、柄は松なのかな。祖母のものなので対丈で着用。対丈が楽すぎておはしょり作れなくなってる気がする。帯は大磯に行った時と同じミンサー帯、かごバッグは友達のお母さんが作ってくれたものです。
帯を締めてたところのシワを隠すために裾を折り上げて撮ったけどそっちはそっちでシワだわ。アイロンかけたけど服だから仕方ないわ。
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せや言うの忘れてた。劇場版機動戦士ガンダム三部作見終わりました!「意外と兄上も甘いようで」でキシリアが好きになりました。銃を突きつけて撃てる女、好きにならない理由がない。アムロのお父さんのシーンは虚しさと痛ましさがすごかったです。ニュータイプのことはよく分からずに終わりました。
#旅とか 大磯観光後に小田原で一泊、翌日小田原城と沼津御用邸を見るという旅行をしてきました。家を出るとこからずーっと着物で過ごす初めての旅だったのですが、着崩れしたりしんどくなったりすることなく楽しく過ごせました!

長くなったので畳んどきます。

大磯には杉乃さんと行きました。三角屋根の大磯駅構内ではツバメが巣作りをしていました。うんこするところは見られませんでした。駅を出た第一印象は「意外と栄えてるな」です。
お昼ご飯は「めしや大磯港」に行くつもりだったのですが長蛇の列で断念、すぐ近くにある「OISO CONNECT CAFE」へ。大きな窓から海が見える広々として明るいカフェで、私のイメージする湘南って感じです。パエリアを半分こして、シラスコロッケが売り切れだったのでフィッシュ&チップスを食べました。ほこほこの白身魚のフライがおいしかったです。

お昼ご飯のお店に入るまでの待ち時間が長く食べるのが遅くなったので、夜ご飯までにお腹が空くかを心配しながら、通りがかった「鴫立庵」を見学して新緑を堪能、それからメインの目的地である「明治記念大磯邸園」へ。
ところが!大隈重信邸陸奥宗光邸も修繕のために家屋そのものをジャッキアップしていて外観すら満足に見られない!
曳家で行う工事の様子が見られるよう囲いの一部が透明で、普段見られない本邦初公開の部分は見られるのですが…これは残念!施設の方がとても優しかったし庭園から見る海はいい!!
伊藤博文邸が三年後くらいに公開らしいので、もしまた行くならその頃がいいかなぁ。

そこから「吉田茂邸」へ。なんとこちらもお休みでした。月曜定休と書いてたから空いていることを期待して暦の上では平日の5/2(火)を選んだのに、まさかの連休します宣言。道路挟んで向かいの郷土資料館もお休み。まじかよ。
お庭は見られたのでバラやら日本庭園やら何やらを見て、郷土資料館横の横穴墳墓も見て、展望台から海を眺めて…。これ杉乃さんと一緒じゃなかったら悲しかった!しゃべるのがメインだから楽しかったけども!
杉乃さんからは伊藤博文の話をいっぱい聞けました。私は伊東巳代治の伊藤博文への愛憎ぶりが、和解後すぐに伊藤公が殺害されたことと相まって好きです。

夜ご飯は伊藤博文の料理長を勤めた方が創業されたお店「松月」に行きました。八寸に出てきたタコの卵を甘辛く炊いたもの(左下)が好きな味で、ご飯と食べたいなぁと思いました。料理の写真撮るの特に苦手なんですけど覚えていたいから載せちゃおう。
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出てくる料理のどれもがおいしくて、お店の方もすごく親切にしてくださって(伊藤博文に関するインタビューを受けた際の雑誌を貸してくださったり、あちこち閉まってた話をしたらお座敷を見せてくださったり。地元の方なのかという話からご伴侶とのなれそめまでお伺いしてしまった…)一日目のとても素敵な締めくくりになりました。

……が、私の旅はまだ終わらなかったのだ。

小田原駅についたら「北條五代祭」のポスターがあちこちにあり、駅を出たら「この辺は混雑するからパレードは別のとこで見るのがおすすめ」の案内。5/3ね…明日やんけ!この旅のイベントは0か100しかないんか!50くらいにしてや!

ホテルに着いた時点で21時前と体力も時間も余裕があったので、松月で買った伊藤博文好みの玉子焼きの折り箱を冷蔵庫にin、スマホとホテルの鍵だけ持って着の身着のまま「小田原城」へGO。明日になったら混んでて見られないかもしれない。絶対に見ておきたい。
同じことを考える人がいると思いきや、全然人に会わない。怖い人が出たらどうしよう…と思ったけど、まぁ大阪より治安悪いことはないやろと気を取り直して向かいます。流石にお城に着いたら人はいました。テントややぐらや整理用のロープが張ってあり、お祭り前って感じがしてよかったです。
二宮金次郎を祀る「報徳二宮神社」は神社なのに閉まってて珍しいと思ったけど、もしかしたら裏口だったからかも。

そして翌日、ホテルの部屋に全身鏡がなくてあたふたしながら着物を着て、もう一度小田原城へ。
お堀の近くにツツジが咲いていて、お堀の水と白壁が映え、明るい時に見た方がきれいだと思いました。時期が外れているのですが藤棚や菖蒲園や蓮池があり、季節ドンピシャだとより良いと思います。屋根のシャチホコの写真を撮っている男性に話しかけてみたところ、整備される前の様子や北條早雲が好きなこと、駅の方に行くとある鰻屋さんがおいしいことなどを教えていただけました。神奈川の方だそうで「お着物だとお城を登るのは大変かもしれません」と心配していただき、話し方が上品だな…と思いました。

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小田原城、電子チケットもあるのですが住所やらクレカの番号入力やらが面倒で、警備の人も「チケット購入列の進みは早いから入力している間に買えますよ」とおっしゃったので列に並びました。
午前中だから人出もそこまででもなく、城内の展示がちょっとつっかえたくらいで、満足いくまで見られました。美術館の入り口の展示だけ混むあれです。
歴史に疎いのに史跡めぐりをしてるので、豊臣秀吉に城攻めされた時の再現映像を奇跡の逆転が起きると思って見ていたら、普通に小田原方が降伏してしまってショックでした。何回かに一回は勝つバージョンを流してもいいと思います。
展望台では海を見たり、箱根の山を見てあれが噂の「天下の険」かぁと思ったりしました。城下では甲冑着付け体験や遊園地もあり、子供連れが多くて、地元の人に愛されてる感じがしました。よく晴れた日に行ったからというのもあると思いますが、明るく開かれたお城でした。
それから昨晩は閉まってた報徳二宮神社で、杉乃さんに教えてもらった「きんじろうカフェ」で呉汁という二宮尊徳翁ご愛食の味噌汁とカフェラテを食してまったり。並んでたらやめる気だったのですが並ばず入れました。緑がきれいです。

小田原をもっとゆっくり見たい気持ちはありましたが沼津御用邸に行くと決めていて、午後にパレードが始まれば混雑がやばいのは明らかなので、駅に戻って沼津へ向かいます。
沼津駅発のバスで御用邸に行く予定でしたが、見るのに必要な時間を考えると帰りの新幹線の時間がギリギリになるので沼津駅からタクシーを使うことを決意。小田原でまったりしすぎました。
着物の雰囲気を崩したくなくて荷物は風呂敷にまとめたんですが、ずっと手で持ってると重い!もし次も着物ならリュック背負ってやる。
タクシーでは運転手さんが話しかけてこないので沈黙の10分を過ごした後、意を決して話しかけたら、朗らかにお話ししてくださいました。もっと早く話せばよかった。沼津のこと海の町だと思ってたけど、沼津アルプスというのを目当ての山登りの人も来るそうです。

そして「沼津御用邸記念公園」に到着。西附属邸も入れるチケットを購入し、これが宮廷建築かぁ…と思いながら順路通りに。調理室や謁見所などの名前の付いている部屋は全て廊下から見る形なので、思い切り踏み込んでうろつける施設と比べると中に入れてる感は少ないかも。でも説明のパネルが置いてある名前を認識してない部屋は入れてたと思うので、入れないことが印象に残ってるだけかも。
窓ガラスが大正ガラスなので床に映る光もゆらめいていて、赤い敷物が敷かれた廊下を歩くとき、光っている部分が太陽光で温かくなっていてよかったです。平屋だから天井から光を採り入れるようになっている部分も多くて、窓も多くて、天気のおかげもありますが、ご静養のためというのも頷ける安らいだ造りだと思いました。
設備そのものに「これは初めて見た」というものはなかったように思うのですが(どの部屋のものかを真鍮板に書かれたmade in USAの電気のボタンがいっぱい並んでるのがおもしろかった)建物としての造りが一般的なお屋敷(武家屋敷や寺社建築)とは異なっていて珍しかったし、とにかく広いし、トイレや洗面台などの住みよいように作り変えたのだろう部分が、ヒトの生活のための場と感じられてよかったです。
浴室が板張りに見えたので帰りに受付の方に排水はどうしていたのか伺ったら、湯船のない掛け湯式で、床に傾斜がついていて下に受けられるような設備があるとのこと。お庭を見る際にボランティアのガイドさんをお願いしたら「中でお聞きになったかもしれませんが…」と前置きをなさっていて、もしかして建物内も案内をお願いできたのか…?

お庭はマジで公園の広さで歩くだけで一仕事です。帰りの時間が差し迫っていたので一時間だけガイドをお願いしました。井戸水が出ているコーナーで触ってみてねと張り紙があったので触ったら温かくも冷たくもない水で、ガイドさんも「夏か冬だったら井戸水をご実感いただけたのですが…」と。すんません…。
震災に備えて防波堤を高くしている最中で海が望めなくなっており、もう御用邸時代の海は見られないこと(でも人命にはかえられないこと。もちろんそう!)や、今は遊歩道の部分は昔は水路で荷物の運搬に使っていたこと、かつては防空壕の中も見学できるようになっていたこと、駿河湾は水深2500メートルある日本一の深さの湾でマグロやタカアシガニも穫れること、沼津垣はお値段が張ること、沼津市の人口が少なく御用邸とはいえ手入れが行き届かない部分もあること……などをお話ししていただいて、私は本を読めば何とかなりそうなことよりライブ感が好きなので、ガイドお願いしてよかったと思いました。ガイドさんのおすすめの季節は紫陽花の季節らしいです!
大きな鯉のぼりが浜風に吹かれてぴんとなっていました。風が強いと広葉樹が育ちにくいそうなのですが、鯉のぼりは元気でいい!

時間がなくて民俗資料館や翠松亭や東附属邸学問所は見られませんでした。大磯に行くぞ→ひかりに乗る!そうだ沼津に行こう!という流れで、なかなか沼津に行かないのでちょっと惜しい気はするけど大満足です!

帰りの沼津駅行きのバスを待とうと思ったら時刻表に一つしか時間が記載されておらず、向かい側かとうろうろしても見つからず、花壇の整備をしてる方に聞いたら「そこは一週間に一度くらいしか来ないですよ」と別のバス停を教えてくださいました。聞いてよかった!今回の旅行はめちゃくちゃ人に恵まれた旅でした!よかったー!

最後に杉乃さんが鴫立庵で撮ってくれた写真がいい感じなので出しときます。自分の全身図出すの恥ずかしいけど後ろ姿だしサイトだからいいや。へへへ。これは祖母の単衣の着物(綿ぽい)を対丈で着てます。#着物
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昨日の日記“病み”やんウケる。

#サイトのこと 気分を変えようと思いfavicon類を新調しました。バナーの元画像のテーブルクロスの柄からの着想でドットです。イラスト作成の芸がないなりに、端っこのぎざぎざ具合がちぎった和紙みたいで素敵にできたと思っています。
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#ただの日記 #着物 インスタで見かけた写真を真似て、友達とご飯に行った時の着物を撮りました。ぐだぐだの着付けを公開せずに済む!先人の知恵はすごい!
敷いてるシーツがくしゃくしゃなのは今後の努力目標です。丸めて直してたやつだから仕方ない。せめて次回は畳んで直します。
着物は母のもので、知らない花とぽこぽこした扇の模様の袷です。生地の種別は全く分かりません。するするした手触りが気持ちいいです。帯は名古屋帯で、花は牡丹かなぁと思ってるのですが、刺繍した母本人も分からないらしくて、作り帯にしてもらう時に店の人に聞いたら「私なら牡丹とか芍薬とか架空の花とか好きに解釈して夏以外全部着ちゃいます」と言ってもらえました。
カブトガニ柄の半幅帯がほしいなぁ。総柄でもいいけど、浜辺っぽい色柄の端っこにいたらかわいいと思う。

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