うな
2025/07/27 11:41
緑茶とカブトガニとうんこが好き。今のハマっているものの話と旅行の話がメインのはず。居酒屋メニューが好きなんだけど、お酒を飲まないから旅先のご飯は定食屋さんになりがち。
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1,377メートルを有する伊吹山、当日のお昼の気温は最高気温27℃。連日の暑さにげんなりしていたのでとてもうれしいです!
15時ごろから登ったのに山頂駐車場はほぼ満車でした。Twitterによると16時40分には通行止めになったとのこと。幸い停める場所が見つかり、麓とは違う丁度良い気温を堪能しながら山頂を目指します。
私がお城やお寺のために登ったことがある山とは違い、視界が開けていて、山の外周沿いに歩くのでとても眩しい。サングラスが必須です。麓より涼しいとはいえ日中は上着は不要なのですが、日よけのための長袖というのはありだったな、と思いました。
山道には大阪では見ない種類の大ぶりな虫を見かけました。ヒグラシもウグイスも鳴いていて、特に普段なら上の方から聞こえてくるウグイスの声が足下から聞こえるのは不思議な心地がしました。
スニーカーで歩ける程度に整備されているとはいえ大きな石がたくさん転がった上り坂、明日絶対筋肉痛だよと言いながら辿り着いた琵琶湖展望台からの眺めの美しいこと! 絵に描いたような景色とはこのことですよ!
絶対パノラマで見てほしいので写真は友人が撮ったものを拝借しました。時々雲が流れてきて景色を隠してしまうのですが、それもまたよし。
あまりにもよかったので行きと帰りの2回見ました。帰りにはホオジロがすぐ近くの木で鳴いていてかわいかったです。飛び立つときにうんこをしたのを見られたので得しました。
↑友人に撮られていた買い物帰り感のある私の後ろ姿
山頂の山小屋ではコーヒーやソフトクリームなどが売っていて、行ったときには切ったスイカを売っておいででした。丸ままのスイカなんて十数年ぶりに食べました。甘くて瑞々しくておいしかったです。私と友人で1個ずつ買ったあと「ラスト2個です!」と呼びかけていらしたのに、帰りにはまたスイカが増えていて笑いました。
山頂の原っぱでは時折雲が通るので、目の前が霧でけぶったようになります。遠目に見える石碑や道、花などが、友人曰くブレワイとかティアキン(どちらもゲーム「ゼルダの伝説」のサブタイトルの略称)のようだそうです。私も振り返ったときに見えた石碑と人影がゲーム「風ノ旅ビト」のように見えました。幻想的と言うほど非現実な感じはしないのに、知らない遠い土地に来た感覚はしっかりある。登るときには大変だったのに、登ってしまえば景色の良さに疲れが吹き飛んで、山登りにはまる人がいるのも分かるなぁ、と思いました。
それから一旦駐車場まで降りて、日が沈むまで軽食を食べたり車の中で仮眠したり借りた漫画を読んだりしゃべったり。
日没前に確認していた星空観望会のスペースは満員で、説明を聞くために入るスペースを見つけるのも大変そうだから再び山頂に向かってみることにしました。暗くなってきているのでスマホのライトをつけて登っていくのですけど、一回目よりもずっとスムーズに登れました。慣れってすごい。
夕焼けもとてもきれいでした。こちらも友人の撮影品。月が細くて絶好の星見日和です。
途中にあるベンチで「もうここでもよくない?」と座ったり、レジャーシートを敷いて寝転がったり、スコーンを食べたりしていました。琵琶湖上空が暗くなる度に上を見上げて、見る度に増える星にすごいねと言い合って、とても楽しかったです。二人とも星の知識がふわっとしているのでどの星が何とか星座の話とかはできないんですけど、数えようという気にならないくらいたくさんの星が見えるのは壮観でした。天の川は見えていなかったと思うのだけど、見えてたのかな。
町を見下ろす側だから光に目がいって星があまり見えないのではないかと思い、町に背を向けられる方向に登っていくことにして、途中見上げて「こっちの方が見えるね」などと言いつつ、結局山頂まで登りました。山頂まで登ってしまうとまた雲の中に入ってしまうので星空は霞んでしまうのですが、蚊帳の中から空を見ているような、おとぎ話が始まる前に薄い布の幕を開いていくような、物語の端っこにいる風な感覚があってよかったです。後で天気アプリを見たら気温は20℃を下回っておらず、長袖の上着を着ていれば寝転んで風に吹かれていても寒くない、心地よい気温で、それがまたよかったです。
行きも帰りも友人が運転を頑張ってくれたおかげで事故もなく、怖い思いもせず、乗り物酔いもせず。麓のコンビニに寄って飲み物を買い、大きいカミキリ虫みたいなのが車に轢かれそうになったり人に踏まれそうになったりを神回避するのを見ながら飲んで、ホテルに送り届けてもらって解散しました。
「伊吹山星空観望会」が今年で最後だから行こう、というきっかけだったのに、肝心の観望会の部分は参加せずじまいです。でも山頂までの行き帰りに空を照らすレーザー光や説明の声を聞きながら自分たちの時間を過ごすのも楽しくて、いい思い出になりました!畳む